暗号資産市場では、エアドロップによって新たに登場したアルトコインが注目されており、5月にはSpace and Time(スペースアンドタイム)のSXT、Rizenet(ライズネット)のRIZE、そしてNFTプロジェクト「Doodles(ドゥードゥルズ)」のDOODが投資家の注目を集めている。
今回はこれらの注目トークンの最新動向と価格予測を紹介する。
STXトークン
SXTトークンは8日に公式トークン発行イベントとして配布を開始した。
大手暗号資産取引所Binance(バイナンス)のローンチプールやチェーンリンク報酬プログラムと提携し、全体供給量の4%にあたる2億枚を2回に分けて配布している。
エアドロップ対象者は、チェーンリンクのエコシステム参加者やテストネット利用者、コミュニティNFT所有者などだ。
同トークンは配布直後に価格が約30%下落、現在も下げ基調が続いている。
今後も調整が続けば0.10ドル(約14円)を下回る可能性もある。
一方、0.126ドル(約18円)まで回復すれば上昇トレンドへの転換が見込め、0.163ドル(約24円)付近に次のレジスタンスラインがあるとみられる。
RIZEトークン
RIZEトークンはリアルワールドアセット(現実世界の資産)のトークン化を目指すライズネットの新しい暗号資産だ。
同トークンの用途は多岐にわたり、資産トークン化手数料の支払いや運営ガバナンス、AIモデルへの貢献報酬などに使われる。
現在の価格は0.064ドル(約9.3円)のレジスタンスライン付近にあり、もしこの水準をクリアできれば一気に0.10ドル(約14円)を目指す勢いが出そうだ。
ただし、0.0485ドル(約7円)のサポートラインを割り込むと、0.040ドル(約5.8円)以下への下落も警戒される。
DOODトークン
ドゥードゥルズは、カラフルな手描きキャラクターで人気を集めるNFTプロジェクトだ。
5月、独自のDOODトークンをローンチし、Bored Ape Yacht Club(ボードエイプヨットクラブ)のAPEやPudgy Penguins(パジーペンギンズ)のPENGUに続き、NFT系アルトコイン市場への参入を果たした。
エアドロップ直後は関心を集めたものの、DOODトークンもここ5日で35%下落し、投資家心理の冷え込みが続いている。
現在、0.0052ドル(約0.75円)付近にあるレジスタンスラインを突破できれば、市場の回復期待が高まるだろう。
逆に、下落が進み0.0040ドル(約0.58円)のサポートを割れば、さらなる安値更新のリスクが意識される。
注目の暗号資産エアドロップ銘柄Best Wallet Token(BEST)
こうしたアルトコイン市場の活性化を背景に、Best Wallet Token(BEST)にも注目が高まっている。
BESTは、自己管理型ウォレットを利用できる実用的な暗号資産だ。
最新のプレセールでは、既に100万ドル(約1.4億円)以上を調達しており、投資家からの関心の高さがうかがえる。
Best Walletは、ビットコインやイーサリアムを含む50以上のブロックチェーンネットワークに対応し、マルチチェーン入出金やスワップ、ポートフォリオ管理機能を備えている。
また、暗号資産プラットフォームのOnramper(オンランパー)との連携により、アプリ内で最適なレートと安い手数料での購入が可能となった点も強みだ。
BESTトークンを保有することで、アプリ利用時の手数料優遇や限定特典など多様なメリットが得られる。
今後の取引所上場や長期ステーキング対応も予定されているため、今後の成長ポテンシャルに期待がかかる。
市場アナリストは、2025年以降の価格上昇を予想しており、2025年後半には0.50ドル、2030年には1.00ドルも視野に入るとの見方も出ている。
仮想通貨エアドロップ一覧の最新情報については、リンク先から参照可能だ。
ポイント
- 5月に新たなエアドロップで3つのアルトコインが登場した
- SXT・RIZE・DOODはいずれも上場後に大きな価格変動を見せている
- BESTトークンの今後の動向が注目されている
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