暗号資産(仮想通貨)市場の時価総額は21日、過去24時間で3.5%下落し、約3兆3170億ドルを記録した。
中東情勢の緊迫化が相場の不安要因となるなか、投資家や市場関係者の間では、ビットコインやイーサリアムに代わる有望なアルトコインへの関心が高まりつつある。
本記事では、2025年にかけて市場の中心的存在となる可能性を秘めた注目のアルトコイン5銘柄を厳選して紹介する。
1. Fartcoin:ミーム発のトークンが本格資産に
Fartcoin(FARTCOIN)は当初、冗談から生まれたプロジェクトだったが、現在では有望資産へと進化を遂げているアルトコインだ。
複数の大口投資家による資金流入が続く中、同銘柄はコインベース先物取引への上場を控え、流動性および取引インフラの強化が進んでいる。
現在の未決済建玉は7億ドルを超えており、同コインに対する市場関係者の関心の高さが裏付けられている。テクニカル分析では、短期的に60%を超える上昇余地があると指摘されている。
2. Hyperliquid:次世代DeFi取引プラットフォームの有力候補
Hyperliquid(HYPE)は、高速かつ分散型の取引体験を提供するDeFiプロトコルのネイティブトークンだ。同取引所は、オンチェーン取引を行うユーザーの間で急速な人気を得ている。
同プロトコルの1日あたりの取引高は継続的に増加しており、オープンポジションの総額は16億ドルを突破。注目すべきは、著名なインフルエンサーであるアンドリュー・テイト氏による大規模なレバレッジ運用が市場に大きな流動性を供給している点だ。
Hyperliquidは、スムーズな使用感と低いスリッページから、新たなDeFiの主役となる可能性が指摘されている注目のアルトコインだ。
3. トロン:急成長を遂げるレイヤー1ブロックチェーン
トロン(TRX)は、世界的なステーブルコイン送金ネットワークとしての地位を着実に固めた。
年間トランザクション処理額はすでに30億ドルを超え、実際の取引量ではイーサリアムやビットコインを上回る場面も見られるなど、グローバルなステーブルコイン送金の基盤チェーンとして着実な成長を続けている。
最近では、1米ドルにペッグされた新たなステーブルコインのローンチに加え、今後予定されているトークン生産の削減提案が市場に影響を与える可能性がある。これにより需給バランスの変化が起こり、トロン価格が上昇する可能性が指摘されている。
4. スイ:ETF申請で注目を集めるアルトコイン
スイ(SUI)は、ナスダックと21Sharesによる現物ETF申請をきっかけに、ソラナやアバランチと並ぶ主要レイヤー1ブロックチェーンとして存在感を高めている急成長中のアルトコインだ。
EMAのロング・ショートクロスオーバーや資金流入の継続、活発な開発者コミュニティの動きが確認されており、テクノロジーとファンダメンタルズの両面から高い評価を受けている。
アナリストは、SUIが年末までに5ドルを超える可能性を指摘しており、中長期の成長を狙う機関投資家にとって有望な銘柄と見なされている。
5. Solaxy:ソラナを支える次世代の革新的アルトコイン
Solaxy(SOLX)は、ソラナ初のレイヤー2ソリューションとして開発された新興アルトコインだ。主な目的は、ソラナの取引混雑やスケーラビリティの課題を解決することにある。
同プロジェクトは、トランザクションをオフチェーンで一括処理する仕組みを採用しており、毎秒1万件(TPS)を目指す高い処理性能を備える。
また、ホワイトペーパーによれば、ソラナとイーサリアム間のクロスチェーンブリッジ機能を搭載し、エコシステム全体の相互運用性と拡張性を高めている。さらに、Igniter Protocolを通じて、プログラミング知識がなくても独自トークンを高速かつ低コストで発行できる点も特徴だ。
スマートコントラクトは、セキュリティ監査機関Coinsultによって審査済みであり、安全性にも配慮されている。
これらの実用性と技術的優位性が評価され、Solaxyは先行トークン販売で5500万ドル以上を調達した。トークン請求は23日午後10時より開始される予定だ。
Solaxyが注目される理由は、単なるミーム的な話題性ではなく、レイヤー2基盤からトークン発行機能まで備えた一貫したエコシステムの存在にある。
Solaxy公式サイト|X(旧Twitter)|Telegram
ポイント
- 有望アルトコインとして、Fartcoin、Hyperliquid、TRON、SUI、Solaxyを紹介。
- Solaxyはソラナ基盤のLayer2で、独自のトークン発行プラットフォームを持つ新興アルトコイン。
- 各アルトコインはミーム、DeFi、インフラ、機関投資家の関心など、それぞれ異なる強みを持つ。
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