ミームコイン市場で時価総額3位を誇るペペコイン は18日、過去1週間で16.2% 上昇した。本稿執筆時点において、0.000006874ドルで取引されている。
ペペコイン(PEPE)はミームコイン上位5銘柄の中で最も高いパフォーマンスを示し、週間ベースで投資家に22.5%のリターンをもたらした。その他の大手ミームコインであるシバイヌ(SHIB)とボンク(BONK)も好調で、それぞれ9.6%と11.2%の週間上昇率を記録している。
ミームコイン市場全体は過去7日間で回復傾向を示している。今年の売り圧力により、3月10日には時価総額が433億ドルと2025年最低水準まで落ち込んだ。CoinMarketCapのデータによれば、現在は500億ドルまで回復している。
マクロ環境の影響と市場センチメント
米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ消極姿勢や、ドナルド・トランプ大統領の中国・メキシコに対する貿易面での強硬姿勢が市場センチメントに悪影響を及ぼしている。
この影響は恐怖と強欲指数(Fear and Greed Index:投資家心理を示す指標)にも反映されており、現在この指数は22を示す。投資家は依然として「恐怖」モードにあるものの、先週記録した最低水準からは改善している。
マクロ経済の不安定さにもかかわらず、ミームコイン市場は回復の兆しを見せ始めており、特にPEPEの堅調なパフォーマンスが目立つ。
ペペコインの技術的分析と今後の見通し
ペペコインのデイリーチャートでは、先週月曜日に0.000005143ドルの底を打った後、大きく反発している。しかし、約0.0000090ドルの最近の安値を上回らない限り、下降トレンドから脱却できないと分析されている。
そのためには、現在のレベルから25%上昇する必要がある。モメンタム指標ではRSI(相対力指数:買われすぎや売られすぎを判断する指標)がシグナルラインを上回り、買いシグナルを示している。
さらに、MACD(移動平均収束拡散指標:トレンドの転換点を捉える指標)も着実に上昇するポジティブな値を示しており、短期的な強気見通しが支持される。
現時点で注視すべき重要レベルは、0.0000090ドルのレジスタンスと0.000005245ドルのサポートラインである。これらのレベルを超えるか下回るかで、ペペコインの今後数日間のトレンド方向が明らかになるだろう。
ミームコイン市場全体の回復とともに、ペペコインのような既存コインだけでなく、MIND of Pepe(MIND)のような新興プロジェクトも、投資家の関心の高まりから恩恵を受ける可能性がある。
MIND of PepeはAIエージェントを活用したプロジェクトだ。現在実施中の仮想通貨プレセールでは、これまでに総額740万ドルを超える資金を調達している。
ポイント
- ペペコインが週間16.2%上昇し、主要ミームコイン中トップのパフォーマンス
- ミームコイン市場全体が回復し、時価総額は500億ドルに回復
- PEPEの上昇トレンド確立には0.0000090ドルの突破が必要
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