暗号資産(仮想通貨)ぺぺ(PEPE)は6日、過去一週間で25%近く急落した。
ミームコイン市場が大きな打撃を受けており、PEPEがその中心になっている。この急落によってわずか2日間で2000万ドル以上のポジション清算が発生し、投資家は大きな損失を被った。
PEPEは日曜日には11%の急落を記録し、月曜日のアジア市場では一時0.000007ドル(約0.001円)まで下落した。その後わずかに回復したものの、売り圧力は依然として強く、資金調達率がマイナスに転換、さらにオンチェーンデータがさらなる下落リスクを示唆している。
重要指標がPEPE価格下落を点灯
PEPE市場のセンチメントは極めて弱気であり、多くのトレーダーがさらなる下落を見込んでショートポジションを積み増している。OI-Weighted Funding Rate(建玉加重資金調達率)は-0.0059%まで低下。これはショートポジションのトレーダーがロングトレーダーへ資金調達手数料を支払っていることを意味する。つまり、市場全体が下落に賭けている状況だ。
Ok, so $PEPE is back above the line. Maybe we’re not going to zero after all. 🐸📈 https://t.co/AD98kRTNOa pic.twitter.com/5e2NEa6llx
— Chandler⚡️ (@ChandlerCharts) February 3, 2025
さらに、ネットワーク実現損益(NPL)によると、投資家は大幅な損失を出しながらPEPEを投げ売りしている。土曜日から月曜日の間に、NPLは-132万ドルから-4836万ドルに急落した。これは市場がパニック売り状態にあることを示しており、過去のデータではこのような急激な損失の拡大が続いた場合、市場全体がさらなる暴落へと向かう傾向がある。
PEPEの価格水準|下落続伸か、それとも反発か
テクニカル的には、PEPEは崖っぷちの状態であり、重要なサポートレベルを維持できるかどうかが鍵となっている。PEPEは1月18日に0.000014ドルのレジスタンスを突破できずに拒否されて以来、45%下落し、下落トレンドを強めている。
現在、RSI(相対力指数)は32と、売られすぎ領域に接近しているものの、さらなる下落余地は残されている。PEPEは現在心理的節目である0.000010ドルを割り込んでおり、0.0000063まで落ち込む可能性がある。
一方で、フィボナッチレベルを突破することで0.000020ドルへ急騰する可能性がある。しかし、0.000019ドル~0.000021ドルの価格帯は強い売り圧力ゾーンとなっており、この水準には約75兆PEPEが含み損状態で保有されている。そのため、この価格帯に近づくと、多くのトレーダーが損切りを狙い、一気に売りが加速するリスクもある。
PEPEの価格は復活するのか
今回のPEPEの急落は、ミームコイン投資のリスクの高さを改めて浮き彫りにした。一部の投資家は、この下落を「買い場」と見ているものの、多くのアナリストは十分な買い圧力がなければ、さらなる下落が待ち受けていると警告している。
PEPEが本格的な反発を見せるには、強い買い圧力を獲得し、主要なレジスタンスを突破する必要がある。しかし、現在のビットコインに牽引される市場環境では、このまま下降トレンドを続ける可能性も捨てきれない。
仮想通貨市場が進化し続ける中、今後のPEPEの動きに注目が集まっている。この急落は一時的な調整なのか、それとも長期的な下落トレンドの始まりなのか。市場の答えが出るのは、もうすぐかもしれない。
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