マスク氏、OpenAIを14兆円で買収か｜仮想通貨 投資先に変化

連続起業家イーロン・マスク氏率いる投資家グループは11日、人工知能（AI）企業OpenAIに対して974億ドル（約14兆8000億円）の買収提案を行った。

この買収提案には、同氏率いるAI企業xAIをはじめ、Valor Equity Partners、Baron Capital、Atreides Management、Vy Capitalなどの著名な投資家が参加。

Palantirのジョー・ロンズデール共同創業者が率いるベンチャー企業8VCやエンターテインメント企業エンデバーのアリ・エマニュエルCEO（投資ファンド経由）も参画している。

投資企業への転換に対抗

今回の動きは、OpenAIのサム・アルトマンCEOが進める非営利企業から投資企業への転換計画への対抗と見られている。

同氏は、2015年にOpenAIを共同設立したが、2019年に退社。その後、アルトマン氏が現CEO就任し、マイクロソフトなどから資金を調達して営利目的の子会社を設立した。

ただしOpenAIの営利企業化計画は、マスク氏からの訴訟やMetaからの反対など、様々な障壁に直面している。

同氏は、「OpenAIは、かつてのようなオープンソースで安全性重視の善意の力に戻るべき時が来た。」と述べている。

これに対しアルトマン氏は、「結構です。でも、もし興味があれば、Twitter社を97億4000万ドルで買収します。」と皮肉を込めて返答した。

仮想通貨 投資先にも変化

マスク氏によるOpenAIの買収が成立した場合、xAIやOpenAIを含むAI業界の勢力図のみならず、他業界を大きく変える可能性を秘めている。

暗号資産（仮想通貨）業界でも、最近AIを活用したプロジェクトが増加していることもあり、仮想通貨 投資先の変化などが起きている。

一例として「Mind of Pepe（MIND）」は、市場分析や洞察を提供するAIエージェント仮想通貨として注目。プレセールでは、執筆時点までに570万ドルの調達に成功している。

現在1MIND＝0.0033055ドルで提供されるトークン価格は、まもなく値上げされる予定だ。

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