株式会社メタプラネットは21日、約40億円相当の暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)を追加購入したと発表した。
ビットコイン購入の詳細と背景
メタプラネット(東証:3350)は、EVO Fundを引き受け先とする無利子社債で調達した40億円(約2600万ドル)の資金の一部を用いた。
今回の購入では、平均価格約1185万円で319ビットコインを取得し、投じた資金は約37億7900万円に上る。
この追加購入により、同社のビットコイン総保有量は4855BTCとなり、累計投資額は約581億4500万円となった。これほどの規模になると、資産保全のためのビットコインウォレットの選択も重要になる。
同社は2024年4月よりビットコイン財務戦略を開始しており、継続的に仮想通貨の購入を進めている。
積極的な投資戦略とその目的
メタプラネットの動きは、米ストラテジー社などに代表される、財務資産にビットコインを組み入れる国際的な企業の潮流を反映している。
同社は無利子社債発行を通じて効率的に資本を調達し、ビットコイン購入に充当する戦略を採用している。こうした動きは、仮想通貨 取引所が提供する市場にも影響を与えるだろう。
さらに、2025年第4四半期までに1万BTC、2026年末までには2万1000BTCまで保有量を増やすという意欲的な目標を掲げている。
この背景には、ビットコイン利回り(発行済株式数に対する保有ビットコインの比率)を高め、仮想通貨の価値上昇を通じて株主価値を向上させる狙いがある。
この指標は2024年第4四半期に約310%の成長を見せた後、2025年第1四半期には約15.3%となっていた。
日本市場での存在感と今後の展望
一連の購入により、メタプラネットは日本国内で有数のビットコイン保有企業となり、世界的に見ても上位に位置するようになった。
同社はビットコインの購入状況や財務への影響について、詳細な情報を適時開示しており、透明性の高い運営を心掛けている。
購入発表後には同社株価が上昇する場面も見られ、投資家からの期待感も窺える。メタプラネットは、長期的な視点で企業として仮想通貨投資を進める姿勢を示している。
ポイント
- メタプラネットは4月14日、約37億7900万円で319BTCを追加購入した。
- これにより同社のビットコイン総保有量は4855BTC、累計投資額は約581億円となった。
- 同社は無利子社債で調達した資金を用い、今後も保有量を拡大する方針を示している。
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