メタプラネット株式会社は2日、ビットコイン(BTC)を696枚追加で購入した。購入総額は約101億5200万円で、これにより同社のビットコイン保有枚数は4046枚に増加した。
約101億円のビットコイン追加購入で保有数4046枚に
東京証券取引所スタンダード市場に上場するメタプラネット株式会社は、ビットコイントレジャリー事業の一環として大規模な追加購入を実施した。同社はこれまでに3350枚のBTCを保有していたが、今回の696枚追加により、総保有数は4046枚となった。
ビットコインの価格変動を考慮すると、約101億円という投資額は同社の積極的な暗号資産(仮想通貨)戦略を示している。近年、企業によるおすすめ仮想通貨の保有は、インフレヘッジや資産分散の手段として注目を集めている。
多角的な資金調達でビットコイントレジャリー事業を拡大
メタプラネットは今回のBTC購入資金を確保するため、様々な資金調達手段を活用している。その一つが総額20億円の第10回普通社債の発行だ。これらの社債は無利子であり、償還期日は2025年9月30日に設定されている。
同社は社債発行のほか、新株予約権発行なども含めた多角的な資金調達戦略を展開している。こうした取り組みにより、ビットコイントレジャリー事業を着実に拡大させている。
企業のビットコイン保有増加の背景
企業によるBTC保有の増加は、世界的なトレンドとなっている。特に近年は、機関投資家や上場企業がビットコインを資産として認識し、バランスシートに組み入れる動きが加速している。
新しい仮想通貨市場の上昇傾向も、企業による購入ラッシュの要因の一つとなっている。メタプラネットによる大量購入は、ビットコインへの信頼と将来性に対する期待を反映している。同社のような大量の仮想通貨を保有する企業は、セキュリティを確保するため、堅牢なウォレットソリューションの採用が不可欠となっている。
このような企業の仮想通貨保有増加は、ビットコイン市場の成熟化を示すとともに、従来の金融システムとの融合が進む兆候とも言える。メタプラネットの積極的な投資姿勢は、日本企業による仮想通貨トレジャリー戦略の先駆的事例として注目されている。
ポイント
- メタプラネットが約101億円を投じてビットコイン696枚を追加購入
- 同社のビットコイン保有数は4,046 BTCに増加
- 無利子社債20億円の発行など多角的な資金調達でビットコイン購入資金を確保
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