暗号資産(仮想通貨)ウォレット「メタマスク」は28日、大規模な機能アップグレードを発表。ビットコイン(BTC)やソラナ(SOL)など複数チェーンへの対応、ガス代レス(不要)支払いの実装、仮想通貨デビットカードの米国展開といった内容が含まれている。
We're overhauling the MetaMask UI/UX. 🦊
Not only that, we're bringing in developments that will level up the entire industry.
Here's what we've been cooking.
— MetaMask.eth 🦊 (@MetaMask) February 28, 2025
ポイント
- メタマスクがビットコインやソラナなど複数チェーンへの対応を強化
- 仮想通貨デビットカード「メタマスクカード」の米国パイロット開始も
- その他にも、ガス支払いの効率化やサービス画面の刷新などが含まれる
マルチチェーン対応へ
メタマスクはこれまで、イーサリアム(ETH)とイーサリアム仮想マシン(EVM)互換性を持つチェーンを中心に対応してきた。
今回のアップデートにより、ビットコインやソラナなど「非EVM系」のブロックチェーン上の資産も管理できるようになる。
この機能拡張により、ユーザーは異なるブロックチェーン間での資産移動や管理をより効率的に行えるようになる。
ガス代レス支払いやキーの一元管理
ガス代の支払いに関しても、現在実装されているガス代をスワップ対象トークンで支払える機能に加え、ETH以外のあらゆるトークンで支払い可能になる。
また、複数のシードフレーズ(SRP)を単一ウォレット内で管理できる仕組みも導入される。
その他にも、ネットワークの切り替えが不要になるネットワークの抽象化やUI/UXの改善なども含まれている。
仮想通貨デビットカードの展開
さらにメタマスクは、アップルペイやグーグルペイと連動する仮想通貨デビットカード「メタマスクカード」の米国パイロットプログラムも開始した。
メタマスクカード最大の特徴は、ウォレット内の仮想通貨を直接決済に利用できる点だ。
従来の暗号資産カードサービスでは、事前に法定通貨への両替が必要だったり、手数料が高額だったりする課題があった。
しかし、メタマスクカードではウォレットと直接連携することで、外国為替変換の煩雑さを排除し、日常的な決済での暗号資産活用範囲を拡大することを目指している。
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