暗号資産（仮想通貨）市場におけるミームコインセクターはこのほど、米国のインフレ報告を受け投資家心理が悪化したことで、一時約5%（24時間ベース）の下落を見せた。
ポイント
- 米国のインフレ率上昇によりミームコイン市場が急落
- 主要ミームコインのドージコインは4.1%下落
- BTCブルトークンのプレセールは好調な滑り出し
予想を上回るインフレ率
米国労働統計局（BLS）は、1月の消費者物価指数（CPI）が前年同月比0.5%上昇したと発表した。
この数値はアナリストの予想を0.2ポイント上回り、連邦準備制度理事会（FRB）による近い将来の利下げ期待を打ち砕いた。
市場は金融政策の短期見通しに影響を与えるあらゆる動きに敏感に反応する傾向にある。そのため、インフレ報告の発表直後、多くのミームコインは時間足チャートで大幅な下落を示した。
主要ミームコインの近況
過去7日間で、主要ミームコインであるドージコイン（DOGE）とぺぺコイン（PEPE）は、それぞれ-4.1%、-8.6%の下落となった。
また、dogwifhat（WIF）、Pudgy Penguins（PENGU）、SPX6900などのトークンは、それぞれ-30.5%、-25.2%、-15.5%の大幅な下落を記録。
ミームコイン全体の時価総額は、過去30日間で31.3%下落している。
このような下落は、トランプ氏の貿易戦争とFRBの利下げ慎重姿勢により、リスク資産の評価に影響が出るとの懸念から来ている。
新興ミームコインにチャンス到来か
市場全体が低迷する一方で、BTC Bull Token（BTCBULL）のような新興ミームコインへの資金流入も見られている。
同プロジェクトの仮想通貨プレセールは、開始から3日で90万ドル（約1.4億円）を調達した。
同プロジェクトは、ビットコイン（BTC）の価格が新たな節目を達成するごとに、トークン保有者に報酬（エアドロップなど）を付与する仕組みを導入している。
現在0.002355ドル（約0.36円）で販売されているBTCブルトークンは、今後3日以内に価格が引き上げられる予定。ETH、USDT、BNBでの購入、または銀行カードでの決済が可能だ。
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