ソラナ(SOL)ブロックチェーン上のプロジェクト「Meatbags」の開発チームは20日、英国にある冷戦時代の核シェルター 購入する計画を発表した。
核シェルター購入とNFTによる資金調達
Meatbagsは、終末世界をテーマにした物語とアートワークを特徴とする、 ソラナ基盤のプロジェクトである。
同プロジェクトは、そのコンセプトを現実世界に拡張する試みとして、英国ラトランドに実在する核シェルターの購入を目指す。
この野心的な計画の資金調達のため、「Billionaire Bunker Club」と名付けられたNFT(非代替性トークン)コレクションが発行される予定だ。
NFTは1枚あたり14ドル(約2,000円)で10万枚販売され、総額140万ドル(約2億円)の調達を目標とする。
DAOによるシェルター運営とプロジェクトの意義
このNFTコレクションの保有者は、分散型自律組織(DAO)を形成する。
DAOのメンバーとして、購入後の核シェルターをどのように運営し、活用していくかについて、民主的な投票を通じて決定する権限を持つことになる。
このようなコミュニティ主導のガバナンスは、分散型取引所(DEX)などの他の分野でも見られる動きだ。
この取り組みは、デジタル資産であるNFTと現実世界の物理的な資産を結びつける、近年注目されるトレンドの一例と言える。
NFTの価値を単なるデジタル所有権以上に高め、コミュニティに実質的な影響力を与える試みだ。
また、DAOを通じたブロックチェーンベースのガバナンス(統治)は、ソラナエコシステム内で重視される分散化の理念とも合致する。
ソラナはアルトコインの中でも特に注目されており、そのエコシステムは多様なプロジェクトを生み出している。
冷戦時代の核シェルターという歴史的な建造物を活用する点も、このプロジェクトに独特の物語性を与え、歴史と革新的なブロックチェーン技術の両方に関心を持つ層を引きつける可能性がある。
Meatbagsプロジェクト自体は、Magic Eden(マジックエデン)やMintify(ミンティファイ)といったソラナ基盤のNFTマーケットプレイスにリストされている。
しかし、Billionaire Bunker Clubコレクションやシェルター購入計画に関する詳細かつ検証済みの情報は、現時点では限られている模様だ。
シェルターの将来的な活用法については、DAOによる決定に委ねられるが、史跡としての保存、イベントスペースとしての利用、あるいはプライベートなシェルターとしての活用など、様々な可能性が考えられる。
物語性、実物資産、そしてコミュニティ主導のガバナンスを融合させたMeatbagsの試みは、NFT分野における新しいアプローチとして注目される。
このようなユニークな試みは、新たな仮想通貨投資の機会を探る人々にとって興味深い事例となるだろう。
ポイント
- ソラナ基盤のプロジェクトMeatbagsが、英国にある冷戦時代の核シェルター購入を目指す計画を発表した。
- 購入資金として、1枚14ドル(約2,000円)のNFTコレクション「Billionaire Bunker Club」を10万枚販売し、総額140万ドル(約2億円)の調達を目標としている。
- NFT保有者は分散型自律組織(DAO)を結成し、購入した核シェルターの具体的な活用方法について投票で決定する権限を持つ。
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