大手メッセンジャーアプリLINE傘下のWeb3.0ベンチャーLINE NEXTは22日、新たに「Mini Dapp」と「Dapp Portal」を正式リリースした。
これによりLINEユーザーは、アプリ内から直接Web3.0技術に対応したゲームやサービスなどのコンテンツ(Mini Dapp)へのアクセスが可能となる。
同社は、2025年内に1000本以上のMini Dapp提供を目標としており、Web3.0技術のマスアダプション(大衆化)を狙う。
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レイヤー1「Kaia」と連動
「Mini Dapp」は、新興レイヤー1ブロックチェーン「Kaia(KAIA)」基盤で動作しており、アプリ内の通貨やアイテムを実際の暗号資産(仮想通貨)へ交換ができる。
Kaiaとは、韓国大手メッセンジャーアプリKakao子会社とLINE NEXTが共同で立ち上げたブロックチェーンだ。
また、「Dapp Portal」は、それらMini Dappの探索および利用ができるプラットホームとなる。
特筆すべきは、追加で専用アプリ(ゲームや仮想通貨ウォレットなど)をインストールすることなく、LINEアプリから直接コンテンツにアクセスできる点だ。そのためユーザーは、Web3.0技術へのアクセスが容易となる。
さらに同社は今後、Dapp PortalのWebブラウザ版も提供する予定。LINEやKakaoが抱えるアジア圏のユーザーだけでなく、より広範な地域のユーザー獲得につながることが期待される。
テレグラムの成功を再現
このようなWeb2.0アプリとWeb3.0技術を統合させる戦略は、2024年に成功を収めた大手メッセンジャーアプリTelegramとレイヤー1ブロックチェーン「The Open Network(TON)」の成功を参考にしていると考えられる。
「Notcoin」や「Hamster Kombat」などのTONを基盤としたゲームは、Tap-to-Earn(タップして稼ぐ)環境を提供したことで話題を呼んだ。
その結果、TONのネットワークのユーザー数は、1年で400万人から1億2800万人に増加している。そのためLINEとKaiaにおいても、同様の戦略を展開によるユーザー獲得を狙っている。
LINE NEXTのコ・ヨンスCEOは、「LINEメッセンジャーをベースにしたMini Dappsは、アジアで最初の大規模なWeb3.0ユーザー導入事例となるでしょう。」 と述べた。
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