米ゲーム小売大手のゲームストップは26日、資金調達を目的とした転換社債発行を発表した。 この調達にはビットコイン の購入が含まれ、総額は13億ドル(約1937億円)に達する。
同社は発表で、今回の資金調達が一般的な企業目的に加え、ビットコイン(BTC)や米ドルペッグのステーブルコインの購入に充てられると明かした。
この動きは、取締役会がビットコインを財務準備に組み込むことを全会一致で決定した結果だ。
発行される転換社債は無利子であり、2030年4月1日に満期を迎える予定。 適格な機関投資家に対して非公開で提供され、初期購入者は13日間内に追加で2億ドル(約298億円)の債券取得オプションを得る。 その結果、総発行額は最大で15億ドル(約2235億円)になる可能性がある。
ゲームストップの財務状況と市場の反応
ゲームストップは2024年2月初旬時点で47億7000万ドル(約7108億円)以上の現金準備金を保有しており、戦略的投資を可能とする強固な財務基盤を有する。
この発表を受け、3月25日には株価が一時16%上昇したが、3月27日時点では市場分析の進展により25%以上下落した。
企業の仮想通貨投資トレンドと戦略的類似点
ゲームストップの今回の動きは、マイクロストラテジーのような企業が実施する大規模なビットコイン投資戦略に類似している。
同社が発行する転換社債は、満期前にクラスA普通株式または現金へ同社の裁量で転換可能なため、将来の市場状況に応じた多様な金融戦略の展開が期待される。
規制上の考慮点
今回の債券提供は米国証券法に基づく登録を行っておらず、米国市場での入手が特定条件に限られるため、企業による暗号資産(仮想通貨)投資戦略の実施において重要な側面となる。
また、企業の仮想通貨市場参入は機関投資家の関心が高まる中、ゲームストップのような伝統的小売業者によるビットコイン投資が、仮想通貨の主流投資資産化を示すと見られる。
ビットコインの牽引力を活かすBTC Bull Token
ビットコインへの企業投資が加速する中、注目を浴びるのが「BTC Bull Token(BTCBULL)」だ。この新しい仮想通貨プロジェクトはイーサリアム(ETH)ブロックチェーン上で構築され、ビットコインの価格上昇の恩恵を受ける設計となっている。
BTCBULLはこれまでに総額430万ドル以上のプレセール資金を調達しており、投資家の関心を集めている。
このトークンは一般的なミームコインと異なり、ビットコインの価格マイルストーンに連動した報酬システムを提供する点が特徴である。 例えば、ビットコインの価格が15万ドルに達した際、BTCとBTCBULLのエアドロップが実施される。
また、12万5000ドル到達時にはトークンの焼却が開始され、これらのメカニズムはトークンの希少性と価値向上を目的としている。
BTCBULLの総供給量は210億トークンで、その50%がプレセール各段階に割り当てられている。 さらに、高利回りのステーキングオプションが提供され、保有者は受動的な収入を得る可能性がある。
最近、ゲームストップやマイクロストラテジーなどの企業によるビットコインへの大規模投資が進む中、BTCBULLなどのビットコイン関連トークンへの関心が高まっている。
キャシー・ウッドなどの著名な投資家がビットコイン価格が100万ドルに達する可能性を示唆したことも、BTCBULLの魅力を増大させる要因となっている。
投資家はビットコイン価格の上昇による恩恵を得る手段としてBTCBULLに注目し、従来のミームコイン市場に変化をもたらしている。 もちろん、すべての仮想通貨投資には投機的リスクがあるが、ビットコイン価格上昇と連動する報酬メカニズムを有するBTCBULLは、仮想通貨市場の新たなトレンドを象徴している。
ポイント
- 米ゲーム小売ゲームストップが13億ドルの仮想通貨購入用転換社債発行を発表
- 最大で2億ドルの追加発行も可能で、合計15億ドル規模に
- 発表後の株価は一時16%上昇したが、現在は25%以上の下落を記録
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2013年に設立された99Bitcoinsのチームメンバーは、ビットコイン黎明期から仮想通貨のエキスパートとして活躍してきました。
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