米資産運用大手フランクリン・テンプルトンは20日、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)を組み入れた指数連動型上場投資信託(ETF)「Franklin Crypto Index ETF(EZPZ)」の運用を開始した。
この商品は、運用実績75年を誇るフランクリン・テンプルトンが提供し、資産管理は大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースが担当する。
複数の仮想通貨を組み入れたインデックス型ETFとしては、ハッシュデックスの「Nasdaq Crypto Index US ETF(NCIQ)」に続く2番手となる。NCIQはナスダック市場、EZPZはCboe BZX取引所での取引が可能となっている。
Franklin Templeton is excited to launch $EZPZ, our latest exchange-traded product (ETP) that provides exposure to bitcoin and ether without the hassle of buying them directly.
This innovative offering plans to add new digital assets as they become eligible for inclusion in… pic.twitter.com/1snE7mKMht
— Franklin Templeton Digital Assets (@FTDA_US) February 20, 2025
ポイント
- フランクリン・テンプルトンが仮想通貨指数連動型ETFを提供開始
- BTCとETHを組み入れ、将来的に対象資産を拡大予定
- 米国での仮想通貨投資商品の多様化が進展
BTCとETH連動型の投資商品
EZPZは、CF Benchmarksが算出する「US CF Institutional Digital Asset Index」に連動する運用を行っている。
同指数は時価総額加重方式を採用しており、2月20日時点の構成比率はビットコインが約87%、イーサリアムが約13%となっている。
フランクリン・テンプルトンは、同ETFについて「投資家が直接仮想通貨を購入する手間なく、ビットコインとイーサリアムへのエクスポージャーを得られる商品。」と説明している。
将来的には、規制当局の承認を得た新しい仮想通貨も順次組み入れ対象に加えていく方針だ。
米国における仮想通貨投資の環境変化
今回の仮想通貨ETFの承認は、ハッシュデックスのNCIQと同時に承認されている。
米国では、ドナルド・トランプ大統領が「米国を世界の仮想通貨の中心地にする。」との公約を掲げており、規制当局の姿勢も柔軟化している。
直近でも、仮想通貨ETFの承認作業を行う米証券取引委員会(SEC)が、リップル(XRP)やソラナ(SOL)の現物ETFの正式審査を開始する動きも見られている。
その中で指数連動型ETF(インデックスETF)は、特定の指数の値動きに連動することを目指す上場投資信託だ。運用手法がシンプルで、コストが低く透明性も高いことから、仮想通貨投資の新たな選択肢として注目を集めている。
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