分散型取引所(DEX)のUniswapを運営するUniswap Labsは22日、新バーション「Uniswap V4」の正式リリースを発表した。
v4 deployments will begin rolling out this week for builders to test hooks and integrations onchain
We expect all contracts to be deployed for a full launch next week
DeFi renaissance in progress, contract addresses will be shared soon
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— Uniswap Labs 🦄 (@Uniswap) January 21, 2025
Uniswapは、分散型取引所の中でも特に人気が高いプラットフォームだ。自動マーケットメイカー(AMM)を採用することで、ユーザー同士が暗号資産(仮想通貨)を直接取引を行える仕組みを構築している。
今回のV4リリースは、前バージョンであるV3が2021年5月に登場して以来、約4年ぶりの大規模アップデートとなり、ユーザーからの期待が高まっている。
Uniswap V4とは?
Uniswap V4は、イーサリアム(ETH)チェーン上で稼働するUniswapの最新バージョンだ。これまでのUniswap V3では、集中型の流動性管理や柔軟な手数料設定が導入され、DEX市場に大きな進展をもたらした。しかし、トランザクションコストやスケーラビリティの課題が依然として残っていた。
Uniswap V4では、これらの課題を解消するための幾つかの新機能が実装される。その中でも注目される新機能が「フック」と「シングルトン」だ。
フックとは、流動性プールごとにカスタマイズ可能なスマートコントラクトの拡張機能である。フック機能により、取引プロセスに特定のSolidityコードを挿入できるようになり、指値注文の実現や、リアルタイムの市場状況に基づく手数料設定が可能になる。この結果、取引の柔軟性や利便性がさらに向上することが期待されている。
シングルトンとは、すべての流動性プールを単一のスマートコントラクトで管理できるようにする新機能だ。従来は流動性プールごとにスマートコントラクトを個別に展開する必要があったが、この機能により効率化が図られ、コスト削減が期待されるだろう。
また、ガス代のコスト削減もUniswap V4の大きな特徴の1つだ。新バージョンではガス効率が改善され、従来のイーサリアム上での高コスト取引の問題の解消が期待されている。
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