ドージコイン は26日、イーロン・マスク氏がX(旧Twitter)上で同コインに関連する投稿に反応したことを受けて価格が 上昇した。
マスク氏のわずかな反応だけでドージコイン(DOGE)は再び上昇トレンドに入り、投資家の間では同コインが1ドルに到達する可能性について議論が広がっている。一方、ソラナ(SOL)ベースの新しい仮想通貨「Solaxy(SOLX)」も注目を集めており、プレセール終了後に同様に1ドル到達を目指す動きが見られる。
マスク氏の絵文字投稿でドージコイン急上昇
マスク氏は近年ドージコインについて多くを語らなくなったが、わずかな言及でも市場に大きな影響を与えている。昨日、マスク氏はドージコイン・コミュニティの著名人「DogeDesigner」の投稿に対して、2回にわたって絵文字で反応した。
1回目はマスク氏を「The Dogefather(ドージの父)」と呼ぶ加工画像に「クール」の絵文字で反応。2回目は「Trust me, they do call me the Dogefather(信じてくれ、彼らは私をドージの父と呼んでいる)」というジョーク画像に「炎」の絵文字で返した。
この小さなやり取りだけで、ドージコインは需要が増加し、価格が4%上昇して0.195ドルに達した。スポット取引量は20億ドルに達し、24時間の取引量ではバイナンスコイン(BNB)やカルダノ(ADA)を上回った。
この現象はマスク氏がツイートでドージコインの価格を動かす初めてのケースではない。彼の影響力は依然として強力で、最近の取引活動からもそれが証明されている。
ドージコインは4月に1ドル到達なるか
ドージコインが4月に1ドルに到達する可能性はあるが、その道のりは決して平坦ではない。DOGEの史上最高値は2021年5月の0.737ドルで、当時の時価総額は820億ドルを超えていた。
現在はその最高値から約73%下落しており、1ドルに到達するには現在の価格から412%の上昇が必要となる。長い歴史を持つコインにとって、これは容易なことではない。
しかし、不可能ではない。グレースケールやビットワイズが申請中の現物DOGE上場投資信託(ETF)が予想外に承認された場合、ビットコイン現物ETFの資金流入の一部がドージコインに流れる可能性がある。
また、マスク氏の支持や、ドージコインがXに統合される可能性も考慮すると、1ドルへの上昇の余地はある。ミームコインに関しては何が起こるか予測が難しい状況だ。
新興プロジェクトSolaxyも1ドル到達を狙う
ドージコインの1ドル到達が困難に見える一方、新興プロジェクトSolaxyにはより良いチャンスがあるかもしれない。すでに大きな時価総額を持つドージコインと異なり、Solaxyはまだスタート地点に立ったばかりだ。
現在プレセール中のSolaxyは、すでに2800万ドルを調達しており、SOLXトークンの価格はわずか0.001674ドルとなっている。1ドルに到達するには5万9600%の上昇が必要だが、仮想通貨市場では、ペペコイン(PEPE)やBOOK OF MEME(BOME)のように低時価総額プロジェクトがさらに驚異的な成長を遂げた例もある。
Solaxyはただのミームコインではなく、ソラナ上に構築されたレイヤー2として、ネットワーク混雑などの実際の問題解決を目指している。オフチェーン処理によってメインネットワークの負荷を軽減し、イーサリアムへのクロスチェーンブリッジも特徴としている。
さらに、プレセール中にもかかわらず、年率145%を提供するステーキングプロトコルも稼働している。25万人以上のチャンネル登録者を持つユーチューバーのCryptoJackは、これらの特徴が分散型取引所(DEX)への上場後、SOLX急騰に寄与する可能性があると考えている。
SolaxyチームはまだDEXリスト日を設定していないが、テレグラムではすでに早期投資家たちがSOLXの公開市場デビューに向けて準備を進めている。ドージコインよりもはるかに低い時価総額であるため、SOLXは1ドルに到達するために、それほど大きな推進力を必要としない点も注目される。
ポイント
- イーロン・マスク氏の絵文字投稿だけでドージコインが4%上昇
- ドージコインが1ドル到達には現在価格から412%の上昇が必要
- 新興プロジェクトSolaxyがプレセールで2800万ドル調達済み
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