暗号資産(仮想通貨)市場における分散型金融(DeFi)と人工知能(AI)をかけ合わせた「DeFAI」セクターはこのほど、ビットコイン(BTC)を含む主要銘柄がここ数日横ばいを続ける中、その市場規模を大きく成長させている。
これは、ドナルド・トランプ米大統領が21日、米国のAIインフラ構築に向けた最大78兆円規模の投資を行うという発表を受けた動きと考えられる。
投資は、OpenAI、ソフトバンク、オラクルの3社が立ち上げた新たなベンチャー「Stargate」を経由して実施される。
「DeFAI」とは?
「DeFAI」とは、DeFiとAIの技術を組み合わせた新しい分野となっており、DeFiにおける取引、検証、管理などをAIが支援できる。
取引の自動化やガス代の最適化が可能になるため、初心者でも容易にDeFiを利用できるようになることが期待されている。
たとえばDeFAIサービスの1つである「Orbit(GRIFT)」は、複数ブロックチェーン間取引(ブリッジなど)フローを提案できるAIエージェントだ。
ユーザーは、チャットGPTのようなインターフェースにプロンプト(指示)を投げることで、同サービスが最適な取引を提案する。
GRIFTトークンの価格は、DeFAIセクターやAIエージェント仮想通貨の成長とともに、過去1週間で20%以上の成長を見せている。
今後、AI技術の進化および普及することで、DeFAIのようなWeb3.0技術の利用を支援するサービスへの需要が増加していくことが期待される。
新興サービスも続々と誕生
このようなDeFAIブームの発生により、新興のDeFAIサービスも続々と誕生している。
一例として「MIND of Pepe(MIND)」は、仮想通貨のミームコイン市場の動向を自律的に学習および予測できるAIエージェントを提供するプロジェクトだ。
MINDトークンの保有者は、AIが提供する予測や新しいトークンの情報などへ早期アクセスが可能となる。
またAI自身が、X(旧Twitter)などのSNSを通じてインフルエンサーなどと交流を試みることで、対話を深めながらプロジェクトの価値創出を目指す。
同プロジェクトは、MINDトークンの事前購入ができる仮想通貨プレセールを開催。執筆時点までに310万ドルの資金調達に成功している。
1トークンあたり0.0031762ドルでプレセールに参加でき、参加者は受動収入を獲得できるステーキング機能も利用可能だ。
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