ビットコイン、強気相場到来か？機関投資家の動向から徹底分析

暗号資産（仮想通貨）ビットコイン（BTC）は11日、1492万円で推移している。年初来の上昇率は103.66%となり、時価総額は313.4兆円を突破した。

ネットワーク指標が示す強さ

BTCのマイニング難易度が、ブロック高さ883,008で114.17兆という歴史的な高値を記録。前回の108兆から5.61%上昇し、ネットワークの堅牢性が増している。

計算能力を示すハッシュレートは819.21エクサハッシュ毎秒（EH/s）を維持。

これは2009年のネットワーク創設時と比較して114.17兆倍の計算処理が必要となることを意味し、セキュリティの大幅な向上を示している。

機関投資家の積極参入

オースティン大学が2億ドル（約304億円）の基金内にビットコイン投資ファンドを設立。

エモリー大学も既にグレイスケールの現物ビットコインETFに1,580万ドル（約24億円）を投資するなど、機関投資家の参入が加速している。

機関投資家による累積投資額は1,130億ドル（約17.2兆円）に達し、2月7日単日でも1億7,100万ドル（約260億円）の現物ビットコインETF株式が購入された。

市場の成熟度を示す安定性

2025年のスーパーボウルで仮想通貨関連の広告が皆無だったにもかかわらず、市場は安定を保っている。

これは、BTCがFOMO（見逃し恐怖）や一時的な盛り上がりに依存せず、より成熟した資産クラスへと進化していることを示唆している。

業界関係者は持続可能な成長と教育に注力し、機関投資家の参入を促進することに焦点を当てている。この変化は、市場の長期的な健全性を示す重要な指標となっている。