大手デリバティブ(先物取引)プロバイダーのCMEグループは4月19日、現金決済のリップル(XRP)先物取引を開始すると発表した。
同社は先月、ソラナ(SOL)先物取引を開始しており、今回のXRP先物取引は規制当局の承認を経て、5月19日に開始予定だ。
仮想通貨デリバティブ市場の活況
CMEによると、2025年第1四半期の暗号資産(仮想通貨)デリバティブ取引は大幅に増加したという。日次平均取引量は、19万8000の契約があり、想定元本価値は約113億ドル(約1兆6159億円)に達している。
特にマイクロイーサリアム(ETH)先物と、マイクロビットコイン(BTC)先物がこの成長を牽引した。CMEは、今回のXRP先物導入により、高まる需要にさらに応える構えを示している。
XRP自体も過去2ヶ月は安定しており、4月初旬に1.73ドル(約247円)のサポートラインを維持した後に、33%上昇し、現在2.168ドル(約310円)で取引されている。
ビットコインの回復と市場全体の追い風
仮想通貨市場の代表格であるビットコインも、回復の兆しを見せている。7週間ぶりに9万5000ドル(約1358万)を突破し、現在9万4000ドル(約1344万円)前後で推移している。
テクニカル面でも強気を示す兆候が見られ、市場のセンチメント改善がうかがえる。さらに、米証券取引委員会(SEC)では多くの仮想通貨ETF申請が保留中となっており、2025年1月に承認された最初ビットコインETF(上場投資信託)が、市場の期待感を高めている。
トランプ政権による米国のビットコイン準備金構想なども、規制緩和への期待と共に市場全体にとって追い風となる可能性がある。こうした市場環境の中、投資家からの高い関心を集めているのが、以下で紹介するような新しいアルトコインだ。
仮想通貨おすすめ1:BTC Bull Token (BTCBULL)
BTC Bull Tokenは、ビットコイン価格の目標到達ごとに、BTCBULL保有者へBTCをエアドロップする計画が特徴的である。また、ビットコインが一定額に到達すると、BTCBULLがバーン(焼却)されるイベントも用意されている。
デフレモデルも採用しており、プレセールではすでに500万ドル(約7億1500万円)以上を調達した。現在の価格は0.00248ドル(約0.35円)だが、時間の経過とともに価格は上昇している。
投資リスクを抑えて、ビットコインの成長から利益を獲得したい投資家からの需要が高まっている。
仮想通貨おすすめ2:Solaxy (SOLX)
Solaxyは、ソラナブロックチェーンで初となるレイヤー2スケーリングソリューションを構築する仮想通貨プロジェクトだ。高速かつ低コストな取引を強みとするソラナで、ここ最近深刻化しているネットワーク混雑の問題を解決することを目指している。
マルチチェーン対応でソラナの速度とイーサリアムの流動性を組み合わせ、効率化を図る。実施中のプレセールでは、約3200万ドル(約45億7600万円)の調達に成功しており、トークンは現在0.001706ドル(約0.24円)で販売されている。
仮想通貨おすすめ3:OFFICIAL TRUMP (TRUMP)
TRUMPは、今年1月にトランプ大統領が発表したソラナ系ミームコインだ。トップミームコインとしての地位を確立しつつあり、今後の成長が期待されている。
同プロジェクトは、上位保有者をトランプ大統領との夕食会に招待するという斬新な企画で、最近注目を集めている。過去7日間で80%以上上昇しており、現在は14.77ドル(約2112円)あたりを推移している。
時価総額は、約30億ドル(約4290億円)と、ミームコイントップ3に浮上しそうな勢いがある。
仮想通貨への投資における注意点
規制緩和や新しいプロジェクトへの期待は高まっているが、仮想通貨市場は依然として高いボラティリティ(変動性)を伴う。本日紹介したような仮想通貨おすすめ銘柄のSolaxyやBTC Bull Tokenも、高い成長ポテンシャルを持っているが、予想外に暴落するリスクも含んでいる。
そのため、仮想通貨への投資は自己責任で行い、リスクを許容できる範囲で少額投資から始めることが重要だ。
ポイント
- CMEグループが5月19日に現金決済のXRP先物取引を開始すると発表した
- ビットコインの価格が回復しており、ETF承認や規制緩和への期待が高まっている
- 仮想通貨おすすめ銘柄としてBTCBULL、SOLX、TRUMPが注目を集めている
99Bitcoinsを信頼する理由
2013年に設立された99Bitcoinsのチームメンバーは、ビットコイン黎明期から仮想通貨のエキスパートとして活躍してきました。
毎週の調査時間
10万以上月間読者数
専門家による寄稿
2000+検証済み仮想通貨プロジェクト