サークル社のジェレミー・アレア最高経営責任者(CEO)は9日、同社がドナルド・トランプ次期米大統領の就任委員会に100万USDC(約1億5000万円)を寄付したことを明らかにした。
ステーブルコインUSDCによる政治献金、デジタル通貨の新たな一歩に
アレアCEOは社会メディアのXで、トランプ次期大統領の就任委員会が暗号資産(仮想通貨)での寄付を受け入れたことについて、「デジタルドルの可能性と力を示す象徴的な出来事だ」とコメントした。サークル社が発行するステーブルコイン(価値の安定した仮想通貨)USDCは、米ドルと1対1で価値が連動している。
@circle has contributed 1M USDC to President Trump's Inaugural Committee. We are excited to be building
a great American company, and the fact that the Committee took payment in USDC is an indicator of how far we have come, and the potential and power of digital dollars.— Jeremy Allaire – jda.eth / jdallaire.sol (@jerallaire) January 9, 2025
トランプ次期大統領、仮想通貨業界との関係を強化
トランプ次期大統領は就任式を前に、リップル(XRP)のブラッド・ガーリングハウスCEOおよびスチュアート・アルデロティ最高法務責任者(CLO)との会談も実現させた。ガーリングハウスCEOは6日、トランプ次期大統領との夕食会の様子をXに投稿。「2025年の力強いスタートを切れた」と述べている。
Great dinner last night with @realDonaldTrump & @s_alderoty.
Strong start to 2025! pic.twitter.com/UjM6lahUG4
— Brad Garlinghouse (@bgarlinghouse) January 8, 2025
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サークル社、アジア展開も加速
サークル社は昨年12月、仮想通貨取引所大手のBinance(バイナンス)とパートナーシップを締結。USDCの普及促進を目指している。
さらに、新規株式公開(IPO)を控える中、香港市場への進出も表明した。現在USDCの時価総額は450億ドル(約6兆7500億円)で、ステーブルコイン市場で2位の規模を誇っている。
仮想通貨業界の政治的影響力、さらなる拡大へ
今回のサークル社による寄付は、仮想通貨業界の政治的影響力の高まりを示している。
トランプ次期政権下での仮想通貨規制の行方に、業界関係者の注目が集まっている。日本の投資家にとっても、米国の政策変更が国内市場に影響を与える可能性があり、今後の動向を注視する必要がある。
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