ビットコイン(BTC)は14日、8.9万ドル台から9.5万ドル台へ6パーセント回復した。13日23時台には8.9万ドル台まで下落していたが、その後12時間で急速に値を戻した。
ビットコイン価格回復の背景
ビットコインの価格回復には、ドナルド・トランプ次期米大統領が署名準備を進める大統領令が影響しているとされる。ワシントンポスト紙の報道によると、この大統領令は、証券取引委員会(SEC)の「スタッフ会計速報121(SAB 121)」を覆す可能性があるという。
「SAB 121」は、仮想通貨の保管企業に対し、顧客資産を貸借対照表に「負債」として計上することを義務付ける規制。これはカストディ業務における障害となる懸念がある。米国上院・下院はこの規制に反対したが、バイデン大統領が拒否権を発動していた。トランプ次期大統領は大統領令でこのガイダンスを廃止する可能性があり、その期待が市場に影響を与えている。
この報道を受けて、一時8.9万ドル台に下落していたビットコインは、9.5万ドルに急騰した。
【1月14日最新】ビットコイン(BTC)の価格分析
ビットコイン(BTC)は、2024年12月に過去最高値を更新し、10.84万ドルに到達した。その後一時的な調整を経て。年明けとともに価格が回復基調に。現在は1BTC=9.49万ドルで推移している。

日足チャートで2024年10月にゴールデンクロスが発生したことにより、ビットコインの将来価格が更に上昇していくと予測される。2024年12月下旬にはFOMCの発表を受けて強い売りが発生し、20日移動平均線を下回った。これにより2024年末にかけて短期的な売り相場へと移行した。
2025年の年明けからは価格が上昇し始め、価格は一時的に20日移動平均線の上へと回帰した。しかし、7日からの強い売りの影響で価格は20日移動平均線を下回る。現在は100日移動平均線との乖離を縮めており、ショートが優勢の状況と言えるだろう。
さらに、トリプルトップと呼ばれる売りのチャートパターンを形成しているため、より弱気感情が増幅されていると推測される。ネックラインである9.07万ドル付近のサポートを日足実体で下抜けすると、下落が加速するので注意が必要だ。
続いて、4時間足チャートでビットコインの価格動向の詳細を確認する。

4時間足チャートでは、2025年初頭から価格が上昇。7日には2024年12月19日来となる10.2万ドル台まで到達したが、その後は強い売りが発生した。10日には移動平均線のデッドクロスが発生し、現在は短期的な下落トレンドへ移行したと推測される。
直近では、13日に8.92万ドル付近で大きなヒゲをつけて反発したため、今後も重要なサポートラインとして機能するだろう。
9.57ドル付近では数度押し返されており、100日移動平均線とも重なる。よって、価格上昇を阻むレジスタンス価格として意識されると見込まれる。9.57ドルから9.73ドルは取引高が少ないため、価格は伸びやすいと考えられる。
本日のビットコインの予想推移価格は8.92万ドル~9.73万ドルと推測される。
1月14日 ビットコイン(BTC)相場のキーポイント
- 日足チャートではトリプルトップが出現しており、売り優勢か
- 9.07万ドルを日足実体で下抜けすると、下落が加速するので注意が必要
- 9.57万ドル付近がレジスタンスとして意識されやすい
- 1月14日の予想推移価格は8.92万ドル~9.73万ドル
【1月14日最新】イーサリアム(ETH)の価格分析
イーサリアム(ETH)の価格は、2024年11月から上昇トレンドに移行。現在は1ETH=3,318ドルで推移している。

日足チャートでは、2024年11月に移動平均線のゴールデンクロスが発生したことにより、イーサリアムの将来価格上昇が示唆されている。2024年12月のFOMCの発表の影響により、上昇の勢いがストップ。2025年の年明けに若干の回復を見せるものの、7日から強い売りが発生した。
この売りで2週間以上にわたって積み上げた500ドルの上昇幅を解消。さらに13日に一段と強い売りが発生し、価格は100日移動平均線のサポートを下回った。現在のイーサリアムの価格は、取引高が少なくボラリティが大きくなりやすいゾーンに位置している。今後下落の勢いが強まれば、2,600ドル付近まで下落する可能性があると推察される。
続いて、4時間足チャートでイーサリアムの細かな価格動向を確認する。

4時間足チャートでは、2025年初頭から価格が徐々に上昇し、移動平均線のゴールデンクロスが発生したことが確認できる。しかし、7日から始まった強い売りで100日移動平均線を下抜け。10日は売り相場の到来を暗示するデッドクロスが発生した。
直近の動きでは、13日未明に2,900ドル付近での反発を確認できるものの、下落の勢いはストップしていない。さらなる下落に警戒が必要な場面だと言えよう。
本日の予想推移価格は2,920ドル~3,330ドルと見込まれる。
1月14日 イーサリアム(ETH)相場のキーポイント
- 7日からの下落により、売り優勢の展開が継続
- 価格が下落しやすいゾーンに突入しているため、高いボラリティに警戒が必要か
- 2,600ドル付近まで下落する可能性もある
- 1月14日の予想推移価格は2,920ドル~3,330ドル
【1月14日最新】リップル(XRP)の価格分析
リップル(XRP)は2024年11月から本格的に上昇。三角持ち合いをブレイクアウトし、更なる上昇に期待がかかる。本稿執筆時点で1XRP=2.53ドルにて推移している。

日足チャートでは、2024年11月に上昇トレンドを示唆する移動平均線のゴールデンクロスが発生。これにより、リップルの将来価格は上昇していくと推測される。
2024年12月下旬には、FOMCの結果を受けて下落基調に転じたものの、三角持ち合いの中で推移していた。2025年初頭からは価格が上昇し始め、11日には三角持ち合いを上方向にブレイク。さらなる価格上昇が期待される局面へと移行した。
続いて、4時間足チャートでリップルの細かな価格動向を確認する。

2025年の開始とともにリップルの価格は回復に転じ、3日には移動平均線のゴールデンクロスが発生。この結果短期的な上昇トレンドが示唆された。11日には強い買いが発生したことで、三角持ち合いを上抜け。一時的に下落が発生したものの、100日移動平均線付近をサポートとして反発し、さらに上を目指す動きを見せている。
レジスタンスとして予想される価格は、2.73ドル付近と2.90ドル付近。いずれも2024年12月に記録した高値だ。今後は同価格付近に到達した際の動向に注目が集まるだろう。
1月14日のリップルの予想価格推移ゾーンは、2.33ドル~2.73ドルだと見込まれる。
1月14日 リップル(XRP)相場のキーポイント
- 三角持ち合いをブレイクし、更なる上昇に期待がかかる展開
- 1月14日の予想推移価格は2.33ドル~2.73ドル
【1月14日最新】ドージコイン(DOGE)の価格分析
ドージコイン(DOGE)は、ミームコインバブルの影響もあり、2024年から価格が大幅に上昇。現在は1DOGE=0.34ドルで推移している。

日足チャートでは、2024年10月に20日移動平均線が100日移動平均線を上抜け。ゴールデンクロスと呼ばれる長期的な価格上昇サインが発生したことにより、ドージコインの将来価格は上昇していくと推測される。
12月上旬に記録した直近最高値0.48ドルをピークとして、ドージコインは徐々に値を下げる。2025年開始とともに回復基調に転じ、価格が20日移動平均線を上抜けしたことで、短期的な売り相場は終了したとの見方が強まっている。
続いて、4時間足チャートでドージコインの細かな価格動向を確認する。

2024年12月から始まった短期的な売り相場の中、ドージコインの価格は0.30~0.35ドル台で推移していた。その後2025年の年明け以降は価格が回復し、移動平均線のゴールデンクロスが発生したことで、短期的な売り相場は終了したと推測される。
1月7日からは再び売り圧力が強まり大幅に下落。この流れにより10日には価格下落を暗示する移動平均線のデッドクロスが発生した。
しかしながら、取引高が多くサポートラインとして機能しやすい0.31ドル付近で二度反発。この結果、価格上昇の期待がかかるダブルボトムのチャートパターンを形成した。
現在は売り買いが拮抗しやすいネックラインのゾーン、0.34ドル付近を推移している。4時間足実体で0.35ドルを上抜けるようだと、ネックラインをブレイクしたとみなされ、価格上昇が加速するだろう。0.35ドル~0.39ドル付近までは取引高が少ないため、価格が伸びやすいと推測される。
1月14日の予想推移価格は、0.31ドル~0.39ドルと見込まれる。
1月14日 ドージコイン(DOGDOGE)相場のキーポイント
- 短期的に発生していた売り相場は終了か
- 0.35ドルを超えると、0.39ドルまで価格が伸びやすい
- 1月14日の予想推移価格は0.31ドル~0.39ドル
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