ビットコイン(BTC)の大型保有者(通称クジラ)は6日、長期間非活動だった2つのウォレットから合計3,422ビットコインを新たなウォレットへ移動した。

この額は現在のレートで約3億2400万ドル(約470億円)に相当する。

10年ぶりの大規模移動、その背景とは

今回動きが確認された2つのウォレットは、2014年以来取引がなかった。暗号資産(仮想通貨)黎明期から存在し、かつてダークネット市場「シルクロード」に関連していたとも言われる。

1つめのウォレットは2,343BTC(約221.7百万ドル、約317億円)を、2つめは1,079BTC(約102.54百万ドル、約155億円)を移動させた。

これらのコインは、ビットコイン価格が現在よりもはるかに安かった時期に取得された可能性が高い。2014年当時、ビットコインの価格は1BTC=40,000円台と現在の約1/300の価格で取引されていた。

相場への影響と市場の憶測

この大口の移動は新しい仮想通貨市場で強い関心を集めている。特に、長期間眠っていたコインが動き出すことで、今後売却やさらなる保有、再分配などの動きが想定され、市場の変動要因として注目されている。

実際、直近1週間でビットコイン価格は5.2%上昇し、5月5日には1BTCあたり95,300ドル(約1,363万円)の高値をつけていた。こうした背景の中、ホエールの動きは市場心理にも影響を及ぼすと考えられている。

歴史的ウォレットの動向と今後の注目点

今回の移動は、シルクロード時代など仮想通貨の歴史的背景を持つウォレットが絡んでいる点でも話題となった。

オンチェーンデータの追跡サービスによれば、これらの資金の移動先は現時点で不明となっており、売却準備やさらなる保有など、様々な憶測が流れている。

暗号資産コミュニティ内では、「歴史的なコインが今なぜ動いたのか」に注目が集まり、今後の価格変動や市場全体への影響が注視されている。ビットコインの今後に注目が集まる中、このような大型保有者の動向は今後も市場参加者にとって重要な指標となりそうだ。

ポイント

  • 2014年から非活動だったビットコイン大型保有者が3,422BTCを移動した。
  • 移動額は約3億2400万ドル(約472億円)と巨額で、市場の注目を集めた。
  • これらの動きが市場心理や価格変動に影響を及ぼす可能性がある。

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Yugo Fujimaki
Yugo Fujimaki
仮想通貨ライター

2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身の... 続きを読む

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