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ビットコインのハッシュレート急上昇|2025年も成長継続へ

ビットコインのネットワーク処理能力(ハッシュレート)が増加傾向を示し、米国大手マイニング企業の積極展開が明らかに。

投稿者: Takumi Yuri

最終更新日: 1月 11, 2025

ファクトチェック済み

投稿者 Konosuke Esaka

青いLEDに照らされたビットコインマイニング施設内の最新鋭マイニングリグと処理能力のグラフ

米大手マイニング企業のコア・サイエンティフィック社は10日、ビットコイン(BTC)のネットワーク処理能力(ハッシュレート)が引き続き上昇傾向にあると発表した。

ハッシュレート上昇がもたらすビットコインネットワークの強化

ハッシュレートとは、暗号資産(仮想通貨)の取引を処理・承認するために必要な計算能力を示す指標だ。コア・サイエンティフィック社のラッセル・カン最高開発責任者は、ハッシュレートの上昇がビットコインネットワークのセキュリティ強化につながると説明する。

これにより、機関投資家や個人投資家の信頼が高まり、価値貯蔵手段としての採用が進むとの見方を示した。

米国マイニング企業の躍進が鮮明に

米マイニング企業クリーンスパークは、2024年12月に668BTCを採掘し、年間では7024BTCを生産した。同社のハッシュレートは前年比287.9%増を記録している。
同社の保有するビットコイン残高は1万BTCを超え、前年同期比で236%増加した。現在、公開マイニング企業として2番目の規模を誇っている。

2025年の展望と技術革新の影響

米国は2024年末時点で、ビットコインの全世界のハッシュレートの40%以上を占めている。ファウンドリーUSAは2024年12月までに約280EH/s(エクサハッシュ/秒)まで処理能力を拡大し、ネットワーク全体の約36.5%のシェアを持つ。

新世代のマイニング機器の導入により、従来比で50%以上の効率化が実現している。これにより、より少ない電力消費で高い処理能力を実現できるようになった。

マイニング業界の透明性向上と今後の課題

ビットコインマイニングの透明性も着実に向上している。マイナーマグ誌のデータによると、2022年1月時点では全体の16.7%しか把握できなかった採掘実態が、2024年12月には19社の上場企業による31.6%まで可視化された。

ただし、ハッシュレートの上昇は採掘の競争激化も意味する。マイニング企業各社は、収益性を維持するため、さらなる効率化と運用コストの削減が求められている。

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Takumi Yuri
Takumi Yuri
仮想通貨ニュースライター

日本語版99Bitcoinsニュースライター。5年ほど仮想通貨メディアでニュース... 続きを読む

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