暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)は25日、86,000ドル(約1,290万円)で推移している。テクノロジー株の売りが激化したことを背景に2日連続で下落し、大きく値を下げた。
イーサリアム(ETH)は10%以上下落して2,350ドル(約35万2,500円)に、ソラナ(SOL)は132ドル(約1万9,800円)まで値を下げた。仮想通貨の時価総額は過去24時間で9%下落して2兆9,700億ドルとなり、11月初旬以来初めて3兆ドルを下回った。
ポイント
- ビットコインが86,000ドルまで急落し、暗号資産総額が3兆ドル割れ
- イーサリアムやソラナなど主要アルトコインも10%以上下落
- レバレッジトレーダー約39万人が15億9000万ドル相当を清算
アルトコイン市場も大打撃
上位100の仮想通貨のうち90%以上が損失を記録している。ビットテンサー(TAO)、AAVE、ヘデラ(HBAR)、ソニック(S)などは10%以上の下落を記録した。
その中で唯一の明るい材料として、ストーリープロトコル(IP)が好調を維持し、過去1日でさらに20%上昇した。また、メーカーダオ(MKR)も小幅な上昇を記録した。
大規模な清算がレバレッジトレーダーを直撃
過去24時間で約39万人のレバレッジトレーダーが合計15億9,000万ドル(約238億5,000万円)の清算を強いられた。ビットコインは7億5,600万ドルでその約半分を占め、イーサリアムとソラナはそれぞれ3億300万ドルと1億800万ドルを占めた。
これは12月以来最大規模のロングポジション清算イベントとなった。特にビットコインの価格下落は多くのトレーダーに打撃を与えた。
専門家の見解と今後の見通し
ビットメックスの創設者アーサー・ヘイズ氏は、機関投資家のETF保有者からの売り圧力の可能性を指摘し、ビットコインが7万ドル(約1,050万円)に達するとの見方を改めて表明している。
ビットコインは今週前半に価値が10%近く下落しており、2024年8月以来最悪の週になる可能性がある。市場参加者は引き続き世界経済の不確実性やテクノロジーセクターの動向を注視している。
大規模な清算が続くなか、多くのアナリストは短期的な下落リスクに警戒しつつも、機関投資家の参入が続く中長期的な見通しについては依然として楽観的な見方を示している。
仮想通貨市場は引き続き激しい値動きを見せており、投資家の間では慎重な姿勢が広がっている。特に高レバレッジでの取引を行っているトレーダーにとっては、リスク管理がこれまで以上に重要となっている。
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