マイケル・セイラー氏が率いるストラテジー社は23日、約2600万ドルを投じ、245BTCを追加取得した。
今回の取得におけるビットコインの平均価格は1枚あたり10万5856ドルだった。
この取引はセイラー氏自身のXアカウントでも報告され、同社の継続的な資産積み増し戦略を改めて強調した。
この購入により、ストラテジー社のビットコイン総保有量は59万2345BTCに達した。
取得総額に基づく評価額は、平均取得単価7万681ドルで計算すると、約418億7000万ドルとなる。
Strategy has acquired 245 BTC for ~$26.0 million at ~$105,856 per bitcoin and has achieved BTC Yield of 19.2% YTD 2025. As of 6/22/2025, we hodl 592,345 $BTC acquired for ~$41.87 billion at ~$70,681 per bitcoin. $MSTR $STRK $STRF $STRD https://t.co/bnE0OC9kEv
— Michael Saylor (@saylor) June 23, 2025
市場の短期的な変動を利用した取得戦略
今回の取得は、ビットコイン価格が6月中旬に10万ドルを割り込み、1カ月ぶりの安値を記録した中で行われた。
ストラテジー社は、この短期的な価格下落を戦略的な買い場と捉えた。
取得直前の週には価格が5.18%下落していたが、同社は一貫して資産を積み増す姿勢を崩していない。
今回の取得価格は、同社の過去の平均取得単価を上回っている。
これは、短期的な暗号資産(仮想通貨)市場の不確実性にもかかわらず、ビットコインの長期的な価値に対する強い信頼を示している。
地政学的リスクとビットコインの役割
不安定な国際情勢も、ビットコインへの関心を高める一因となっている。
米国とイラン間の緊張といった地政学的リスクは、国境を越えた決済手段や価値の保存手段としてのビットコインの役割を浮き彫りにする。
こうした状況から、具体的なビットコイン買い方を模索する資本家も増えている。
取引当時、ビットコイン価格は1枚あたり約10万1181ドルで、24時間で1.46%下落していた。
しかし、ストラテジー社のビットコイン資産は2025年に入ってから年初来で19.2%の利回りを生み出しており、短期的な価格変動に対する耐性を示している。
同社の一貫した取得戦略は、ビットコインの希少性と、分断された世界経済における非対称的なリターンの可能性に焦点を当てたものだ。
このような大手企業による仮想通貨取引は、より広範な仮想通貨市場への信頼性を高める要因だ。
ポイント
- ストラテジー社は23日、約2600万ドルで245BTCを追加取得した。
- 同社のビットコイン総保有量は59万2345BTC、取得総額に基づく評価額は約418億ドルに達した。
- 今回の取得は、市場価格が一時的に下落したタイミングで行われ、長期的なBTCへの信頼を示している。
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