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大手金融機関スタンダードチャータード銀行は2日、ビットコインBTC ▼-0.19%価格が2025年第3四半期までに13万5000ドルに達し、年末には20万ドルにまで上昇する可能性があると予測した。
機関投資家の需要が価格を牽引
同社のデジタル資産調査責任者であるジェフ・ケンドリック氏が主導したこの分析は、機関投資家からの前例のない需要が価格上昇の原動力であると指摘する。
特に、現物ビットコインETFと企業の財務資産としての購入が市場を牽引しており、2025年第2四半期だけで24万5000BTCが購入されたという。
この旺盛な需要が、過去の市場サイクルで見られた調整局面の様相を変えていると同行はみている。
半減期サイクルの変化と今後の見通し
スタンダードチャータードは、2024年のビットコイン半減期後に見られるはずだった伝統的な価格調整サイクルは、ETFへの継続的な資金流入によって終了したと見ている。
過去の半減期後には18カ月程度の調整期間が見られたが、今回は機関投資家という新たな買い手が売り圧力を吸収している状況だ。
同行は2025年第3四半期後半から第4四半期初頭にかけて短期的な価格変動が起こる可能性も指摘しているが、根強い需要がこれを相殺すると予測する。
さらに、2028年までにビットコインが50万ドルに達するという長期的な目標も改めて示した。
ポイント
- スタンダードチャータード銀行は、2025年末までにビットコインが20万ドルに達するとの強気な価格予測を発表した。
- 価格上昇の主な要因として、現物ビットコインETFへの継続的な資金流入と、企業による資産としての購入を挙げている。
- 従来の半減期後の価格サイクルは、機関投資家の参入によって変化したと分析しており、短期的な価格変動リスクも指摘している。
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