日本の上場企業リミックスポイントは5月26日、新株予約権の発行による資金調達を通じて、1000枚を超えるビットコイン(BTC)購入計画を発表した。

同社は最大56億円の資金調達を計画しており、このうち44億2000万円をビットコイン購入に充当する予定。

段階的な大規模購入戦略

リミックスポイントは6月から8月にかけて、市場状況を見極めながら段階的にビットコインを購入する方針を示している。新株予約権には行使価格修正条項が含まれており、市場環境に応じて柔軟な資金調達が可能な仕組みとなっている。

同社は2024年9月以降、ビットコイン、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、アバランチ(AVAX)、リップル(XRP)、ドージコイン(DOGE)など主要な暗号資産(仮想通貨)への投資を積極的に拡大してきた。5月26日の決議に先立ち、同社は5月15日にも5億円相当のビットコインを追加購入している。

エネルギーソフトウェア企業である同社が、これほど大規模な仮想通貨調達を行うのは日本企業としては異例の規模となる。

機関投資家の資金を活用して暗号資産エクスポージャーを拡大し、市場の変動性を活用した投資機会を追求する戦略を採用している。

120億円規模のポートフォリオ構築

今回の大規模購入により、同社の仮想通貨保有総額は約120億円に達する見込み。これまでの投資により、リミックスポイントは日本国内でも有数の暗号資産保有企業となっている。

ただし、2024年度決算では暗号資産の評価損により5億9300万円の純損失を計上している現状もある。それでも同社は長期的なビットコイン価格回復への確信を示しており、「暗号資産購入およびリスク管理に関する方針」に基づいた投資戦略を継続する姿勢を明確にしている。

同社の積極的な仮想通貨購入は、日本企業による新しい仮想通貨戦略の先駆事例として注目を集めている。今後の市場動向と成果が、他の日本企業の暗号資産判断に影響を与える可能性がある。

ポイント

  • リミックスポイントが新株予約権で最大56億円を調達し、ビットコイン投資に充当する計画
  • 同社の仮想通貨保有額は約120億円に達し、日本企業として積極的な暗号資産戦略を展開
  • 市場状況を見極めながら6月から8月にかけて段階的にビットコインを購入予定

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Yugo Fujimaki
Yugo Fujimaki
仮想通貨ライター

2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身の... 続きを読む

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