日本の投資会社メタプラネットは12日、約184億円相当の1241ビットコイン(BTC)を追加購入した。同社は、5月7日にも555ビットコイン(約76億円)を取得している。
今回の追加取得により、同社のビットコイン総保有量は6796BTCとなり、エルサルバドル政府の6088BTCを上回っている。
ビットコインの積極的な蓄積と企業戦略
メタプラネットは、東京証券取引所に上場する企業であり、2024年からビットコインの蓄積を強化している。
同社は、これまでにビットコイン蓄積に向けた資金調達なども実施しており、世界の上場企業におけるビットコイン保有ランキングで14位となっている。また、2025年末までに1万BTC、2026年末までに2万1000BTCの保有を目標に掲げている。
同社がビットコインを大量に取得する背景には、経済的な不安(円安やインフレの進行)に対応し、同社の企業価値を高めることが狙いとしてある。
また、一株当たりのビットコイン保有量がどのように増減したかを表す指標として「BTCイールド」を導入。同社によると、2024年第4四半期における同社のBTCイールドは309.82%を記録しているという。
ビットコイン価格、10万5000ドル突破
メタプラネットのビットコイン購入は、ビットコイン価格が10万5000ドル(約1520万円)を突破し、過去最高値更新に近づく中で行われた。
ビットコイン上昇の背景には、米トランプ政権による仮想通貨支援策の強化や、英国との新たな貿易協定による通商摩擦の緩和がある。
さらに、テキサスやワイオミングなど複数の州で、ビットコインを準備資産として認める法案が可決。これにより、機関投資家の参入が加速し、市場の流動性が向上した。
一方で、価格変動の激しさから、短期的な調整リスクも浮上。市場は今後、米連邦準備制度の金融政策や規制動向に注目が集まる。
ビットコインの勢いに比例して、仮想通貨プレセール市場も盛り上がりを見せている。
ポイント
- メタプラネットが1,241ビットコインを追加購入し、総保有量でエルサルバドル政府を上回った。
- 同社は2025年末までに1万BTC、2026年末までに2万1000BTCの保有を目標に掲げている。
- 日本の規制環境が大規模な仮想通貨投資を後押ししている。
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