日本の仮想通貨関連企業Metaplanet(メタプラネット)社は21日、エリック・トランプ氏を同社の戦略顧問に任命したと発表した。この人事により、同社はビットコイン経済におけるグローバルリーダーを目指す姿勢を鮮明にした。
エリック・トランプ氏は米国前大統領ドナルド・トランプ氏の三男で、トランプ・オーガニゼーションの幹部を務めている。同氏は豊富なビジネス経験と国際的な人脈を活かし、メタプラネットのグローバル戦略の強化に貢献する見込みだ。
この任命発表を受けて、同社の株価は急騰した。投資家たちは、トランプ氏の参画が同社のビジネス拡大と暗号資産(仮想通貨)市場でのプレゼンス向上につながると期待している様子だ。
Metaplanet is thrilled to welcome Eric Trump to our newly formed Strategic Board of Advisors. His business expertise and passion for BTC will help drive our mission forward as we continue building one of the world’s leading Bitcoin Treasury Companies.
Welcome aboard @EricTrump! pic.twitter.com/c0bpC1ojcg
— Simon Gerovich (@gerovich) March 21, 2025
ビットコイン経済でのリーダーシップ確立を目指す
メタプラネット社は声明の中で、「ビットコイン(BTC)を中心とした仮想通貨経済圏において、グローバルリーダーとしての地位を確立することが当社の目標であり、エリック・トランプ氏の参画はその実現に向けた大きな一歩となる」と述べている。
同社はこれまでも仮想通貨関連のプロジェクトを積極的に展開してきたが、国際的な影響力を持つ人物の起用により、海外市場への進出を加速させる狙いがあるとみられる。特に北米市場でのビジネス展開に期待が高まっている。
仮想通貨業界での企業提携も視野に
業界関係者によると、メタプラネット社は今後、北米を中心とした仮想通貨取引所との戦略的提携も検討しているという。エリック・トランプ氏の人脈を活用し、国際的な投資家からの資金調達も強化する可能性がある。
仮想通貨アナリストは「日本企業がグローバル展開を加速させる動きとして注目に値する」としながらも、「実際のビジネス成果につながるかは今後の展開次第」と慎重な見方も示している。
メタプラネット社は今後、具体的なプロジェクトや投資計画について順次発表していく予定だという。仮想通貨投資に関心を持つ投資家たちは、同社の今後の動向に注目している。
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