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インドのIT訓練会社ジェットキング・インフォトレインは5月28日、保有するビットコイン(BTC)を21BTCに拡大した。
現在の評価額は約163万ドル(約2億3500万円)となっている。
段階的な投資拡大戦略
🇮🇳 India's IT training institute, Jetking Infotrain, acquires 21 $BTC after raising funds via preferential issue. pic.twitter.com/y6wS1jBS1D
— CryptosRus (@CryptosR_Us) June 2, 2025
ムンバイを拠点とする同社は、3月時点で15.02BTCを保有していたが、5月28日までに追加で5.98BTCを取得した。この追加購入は優先株式の発行による資金調達を通じて実施された。
総投資額は約159万ドル(約2億2900万円)で、平均購入価格は1BTC当たり7万5801ドル(約1091万円)だった。5月28日に取得した5.98BTCについては、1BTC当たり11万957ドル(約1598万円)で購入している。
好調な投資パフォーマンスと市場環境
同社のビットコイン投資は年初来で31.05%のリターンを記録しており、戦略的なタイミングと市場への信頼を反映している。この投資拡大の背景には、規制環境の改善が大きく影響している。
米証券取引委員会(SEC)がステーキングサービスや保管サービスが証券法に違反しないとの見解を示したほか、ロシア銀行も適格投資家向けに暗号資産(仮想通貨)ベースの金融商品を認可するなど、機関投資家の仮想通貨採用を後押しする環境が整っている。
ジェットキングの戦略は、ストラテジーなどの企業が採用している分散投資アプローチと類似している。
2025年のビットコイン価格回復と主流採用の拡大により、仮想通貨が取引手段として信頼性を高めていることが、こうした企業戦略を支えている。
このような状況は、アルトコイン市場においても同様の傾向が見られることを示唆しているのかもしれない。
ポイント
- ジェットキングが3月から5月にかけてビットコイン保有量を15.02BTCから21BTCに増加
- 総投資額159万ドルで年初来31.05%のリターンを達成
- 規制環境の改善と企業戦略の多様化が背景にある
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