この記事の内容
ビットコインBTC ▲1.15%現物ETFは23日、合計で3億5000万ドルの純流入を記録し、10営業日連続の純流入となった。
この資金流入の急増は、価格変動の中でもビットコインへの機関投資家や個人投資家の信頼が続いていることを反映している。
機関投資家の長期的な関心
ビットコインの価格が不安定な中でも資金流入は続いており、短期的な投機ではなく、長期的な戦略的蓄積へのシフトを示している。
この動きは、特に株式市場が不透明な時期において、ポートフォリオを多様化する手段としてビットコインの受容性が高まっていることを裏付ける。
投資運用企業ブラックロックのIBITが流入を主導し、年初来の純流入額は137億5000万ドルに達した。
同ETFは市場での優位性を維持している。
フィデリティのFBTCのような他の主要なETFも、小規模な資金流出はあったものの、競争力を保っている。
市場の動向と今後の見通し
23日の3億5000万ドルという流入額は、暗号資産(仮想通貨)関連の金融商品全体の週間純流入額10億2000万ドルに貢献した。
6月の累計流入額は22億9000万ドルに達している。
現物ビットコインETFへの資金集中は顕著で、ソラナ(SOL)やリップル(XRP)のような他の仮想通貨への流入は限定的だった。
週間で見ると、ブラックロックのIBITは4691万ドルの純流入を集めた。
一方、FBTCは4055万ドルの純流出に見舞われたが、累計純流入額は114億6000万ドルを維持している。
ビットコインのコインベース・プレミアムは2025年の最高値を更新した。
しかし、これが史上最高値更新への期待を示すものかどうかは、データからはまだ断定できない状況だ。
この継続的な勢いは、不確実な市場環境下でも資本を引き付けるビットコインの回復力と、機関投資家による採用の進展を浮き彫りにしている。
ポイント
- 23日、現物ビットコインETFは10日連続となる3億5000万ドルの純流入を記録した。
- 価格変動にもかかわらず資金流入が続いており、機関投資家の長期的な戦略がうかがえる。
- ブラックロックのIBITが流入を主導し、市場での優位性を維持している。
99Bitcoinsを信頼する理由
2013年に設立された99Bitcoinsのチームメンバーは、ビットコイン黎明期から仮想通貨のエキスパートとして活躍してきました。
毎週の調査時間
10万以上月間読者数
専門家による寄稿
2000+検証済み仮想通貨プロジェクト