アメリカをはじめ各国の金融機関がステーブルコインを積極採用する流れが加速している。
ビットコイン(BTC)は一時7万7000ドル(約1155万円)まで下落していたが、3月26日には8万7000ドル(約1305万円)前後まで回復した。
10万ドル(約1500万円)奪還を視野に入れる投資家が増え、再び強気ムードが広がり始めている。
ステーブルコイン普及で仮想通貨市場復活へ
ブラックロックがヨーロッパで「iShares Bitcoin ETP(IB1T)」をリリースしたほか、米国のフィデリティがステーブルコイン市場への参入を表明したことも追い風といえる。
アメリカのトランプ一族が立ち上げたWorld Liberty Financialによる「USD1」も話題になっており、ステーブルコイン普及が仮想通貨市場全体の流動性を高めるという見方が強まっている。
こうしたニュースを背景に、ビットコイン以外のプロジェクトへも資金が流れ始めている。
中でも注目されるのが「BTC Bull Token(BTCBULL)」だ。
同プロジェクトはビットコイン価格が節目を5万ドル刻みで上回るごとに、トークン保有者へ本物のビットコインをエアドロップする仕組みを備える。
例としては15万ドル、20万ドル、25万ドルのタイミングで報酬が発生し、さらなる上昇時にはトークンのバーン(焼却)も行われる。
供給量が減れば希少性が上がる可能性が高く、10万ドルを超える強気シナリオを考える投資家が注目している。
ビットコイン上昇への期待感からBTC Bull Tokenに400万ドルが流入
BTC Bull Tokenは仮想通貨プレセールの段階で400万ドル(約6億円)を調達した。
ステーブルコインの普及が進めば、暗号資産への資金流入が増え、ビットコインの価格も押し上げられるとの見方がある。
価格乱高下にも耐えられる「握力」が必要だが、マクロ経済環境の回復も手伝ってビットコイン強気派が勢いを増している。
マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏やARKインベストのキャシー・ウッド氏など、強気予想を示す投資家は少なくない。
セイラー氏は2045年までに1BTCあたり1300万ドルを見込むとし、ウッド氏は2026年までに50万ドル、その後100万ドルに向かうと読む。
BitMEXのアーサー・ヘイズ氏は11万ドルの突破確率を高く見積もり、25万ドルまで上昇しやすいと分析している。
こうした予測が現実化すれば、BTCBULL保有者は複数回のエアドロップを手にする可能性がある。
プレセールで入手したトークンをステーキングしながら、ビットコイン価格の上昇を待つ戦略が浮上している。
10万ドルを狙うビットコインの強気シナリオが実現すれば、ビットコイン以外にも関連プロジェクトが恩恵を受けるだろう。
ステーブルコインの大規模導入が進み、マクロ経済環境が改善されれば、仮想通貨市場全体が上昇気流に乗る可能性がある。
BTCBULLのような新興トークンがどう成長するか、投資家の注目が集まりそうだ。
ポイント
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