ストラテジーがBTCの追加購入を計画｜注目の仮想通貨プレセール

Strategy（ストラテジー、旧マイクロストラテジー）は、アットザマーケット（ATM）プログラムを通じて、210億ドル（約3兆1000億円）を調達し、ビットコイン（BTC）の追加購入を行う計画を発表した。

具体的に同社は、8%の配当を支払うシリーズA永久優先株を発行し、ビットコイン購入に向けた資金を調達する。この株式は、1株あたり0.001ドルの額面価値を持ち、ストラテジーのクラスA普通株式に転換可能である。市場への影響を抑えるため、同社は売却のタイミングを慎重に調整する予定だ。

現在、ストラテジーは約50万BTC（約6兆円）を保有しており、これは米国（約19万8000BTC）、中国（19万4000BTC）、英国（6万1000BTC）の保有量を上回る規模となっている。

ビットコイン市場とストラテジーの株価

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ストラテジーはビットコインを中心とした投資戦略をとっており、同社の株価（MSTR）はビットコインの価格と強い相関関係がある。例えば、3月9日にビットコインが7万6000ドル（1100万円）まで下落した時には、MSTRの株価も16.68%下がり、2024年4月以来の安値である232ドル（3万4000円）となった。

暗号資産（仮想通貨）市場全体は現在、「極度の恐怖」を示しており、ネガティブなセンチメント（市場心理）が続いている。

しかし、ストラテジーのマイケル・セイラー氏共同創業者は、この下落を買いのチャンスと捉えており、3月9日のツイートで強気な姿勢を示した。セイラー氏のビットコイン戦略に賛否はあるものの、アルトコインは時価総額が低い一方で、高い成長余力を持つため、長期的には大きなリターンが期待できると考えられている。

1. BTC Bull Token（BTCBULL）– BTCの新高値達成時にエアドロップ

BTC Bull Tokenは、ビットコインが史上最高値を更新した時に、BTCのエアドロップを実施する仮想通貨プロジェクトである。例えば、ビットコインの価格が15万ドル（約2200万円）、20万ドル（約2900万円）、25万ドル（約3600万円）に達すると、BTCBULLトークン保有者へエアドロップが行われるのだ。

さらに、ビットコインが12万5,000ドル（約1800万円）、17万5,000ドル（約2500万円）、22万5,000ドル（約3300万円）に到達すると、トークンバーン（焼却）が実施される。このバーンによって、BTCBULLトークン価格の上昇が期待できる。

現在行われているプレセールは、わずか2日で100万ドル（1億7400万円）を調達する勢いがある。次の資金調達目標額である400万ドル（5億9000万円）達成が間近に迫っており、トークンの販売価格も上昇する予定だ。

BTC Bull Tokenの公式サイトを確認する

2. Best Wallet Token（BEST）– 仮想通貨ウォレット市場の覇権を狙う

Best Walletは、秘密鍵（プライベートキー）を自分で管理する自己管理型のウォレットだ。2026年までに、仮想通貨ウォレット市場の40%のシェアを獲得することを目標としている。

今後は、仮想通貨を日常生活で使えるデビットカードの導入、60以上のブロックチェーン対応、報酬システムなどの新機能リリースを予定している。

Best Wallet Tokenはこのエコシステムの中心となるトークンで、保有者はガバナンス権や高利回りのステーキング報酬を受け取ることができる。

プレセールでは1090万ドル（16億1000万円）を調達しており、トークン価格は現在0.0243ドル（3.59円）となっている。

Best Wallet Tokenの公式サイトを確認する

3. Story（IP）– ブロックチェーンと知的財産管理の融合

ストーリープロトコルは、知的財産（IP）管理に特化したレイヤー1ブロックチェーンで、AIを活用して音楽、アート、映画などのコンテンツ登録、ライセンス管理、収益化を可能にしている。

ネイティブトークンであるIPは、2025年2月13日に取引所へ上場し、時価総額で20億ドルを達成した。現在、仮想通貨市場で54位にランクインしている。

IPトークンは取引手数料やガバナンス投票に使用され、プラットフォームの利用者が増えれば、需要が高まる可能性がある。2月26日に7.33ドル（約1000円）の史上最高値を記録した後、現在は5.43ドル（約800円）まで下落しているが、エントリーポイントとしては、魅力的かもしれない。

仮想通貨プレセールへの戦略的分散投資

ストラテジーがビットコインの追加購入を進める中、爆発的なリターンを狙う投資家は、より広範な市場に目を向けている。BTCBULL、BEST、IPなどのアルトコインは、それぞれ異なるユースケースと成長戦略を持っており、戦略的分散投資の選択肢となり得るだろう。

ただし、仮想通貨投資にはリスクが伴うため、慎重に調査を行った上で、無理のない範囲で投資をすることが重要となる。