クロスチェーン相互運用プラットフォームのWormholeは23日、PsyおよびRISC Zeroと提携し、ドージコイン(DOGE)をソラナ(SOL)上で機能させることを発表した。
$DOGE is going multichain 🐕
the $35 billion asset is coming to @solana, powered by Wormhole NTT
much wow
such solana pic.twitter.com/syJQb3eDYK— Wormhole (@wormhole) May 22, 2025
ドージコインのソラナ統合
Wormholeは、これまでにソラナへ115億ドル(約1兆6445億円)以上の資金流入を促進しており、ソラナを相互運用可能な資産の戦略的ハブとして位置付けている。
今回の統合には、WormholeのNative Token Transfer(NTT)フレームワークとゼロ知識証明(ZKPs)が活用される。
NTTフレームワークは、異なるブロックチェーン間でトークンを移転するための新しい標準技術だ。一方、ゼロ知識証明は、取引の正当性を検証する際に、取引内容そのものを明らかにすることなく証明できる暗号技術となる。
これにより、仲介者を必要とせず、スケーラビリティとセキュリティの問題に対処しつつ、ドージコインの供給量管理も維持することが可能になる。
PsyとRISC Zeroの役割
PsyとRISC Zeroは、トラストレスなドージコイン-ソラナブリッジの開発を主導する。
これには、ドージコインのブロックヘッダー検証ツールや、フォーク(ブロックチェーンの分岐)に強いインフラが含まれ、信頼性の高いクロスチェーン運用を保証する。
具体的には、ソラナ上でドージコインのブロックヘッダーを検証し、ラップされたドージコイン(QDOGE)を発行、シームレスなスワップを可能にする仕組みだ。
Psyは`txindex`のようなツールを開発し、ドージコインブロックチェーンの動的な性質に対応し、信頼性の高いインデックス作成を実現している。
ドージコイン需要の高まり
ドージコインは、時価総額約350億ドル(約5兆50億円)から360億ドル(約5兆1480億円)と評価される主要な暗号資産(仮想通貨)だ。
最近では、分散型アプリケーション(dApps)やステーブルコインでの利用を中心に、ドージコインのような大規模な仮想通貨へのアクセスに対する個人投資家および機関投資家の関心が高まっている。
今回の拡大は、ドージコイン含む他のミームコインにとっても新たな可能性を示唆する動きとなる。
ポイント
- Wormholeが、PsyおよびRISC Zeroと提携し、ドージコインをソラナに対応させる計画を発表。
- 今回の統合には、WormholeのNTTフレームワークとゼロ知識証明(ZKPs)を活用。
- この統合により、ソラナエコシステムにおけるドージコインの有用性を拡大が期待される。
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