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米国証券取引委員会(SEC)は12日、複数の現物アルトコインETF(上場投資信託)関する承認判断の延期を発表した。
規制当局の慎重姿勢を反映
今回、判断が延期されたのは、ビットワイズのドージコインETF、グレースケールのヘデラETF、ヴァンエックのアバランチETFがある。
BitwiseのドージコインETFは2025年2月28日に申請され、当初の判断期限は6月15日に設定されていた。
SECは延期の理由について、「提案された規則変更とそれに伴う問題を評価するため」追加の時間が必要であると説明し、暗号資産(仮想通貨)関連の金融商品に対する慎重なアプローチを維持している。
専門家の見方と今後の見通し
ブルームバーグのジェームス・セイファート氏などの専門家は、今回の延期は予想通りであったと指摘する。多くの仮想通貨ETFの最終的な判断期限は2025年10月以降に設定されているためだ。
市場ではドージコインETFの承認確率を67%から75%と見ており、仮想通貨に友好的とされるポール・アトキンス新SEC委員長の就任が、将来の承認に好影響を与える可能性も考えられる。
ドージコイン以外のアルトコインETFの承認確率に関しても、ソラナETFは90%、ライトコインETFは90%、リップルETFは85%とされている。
今回の決定は、急成長する仮想通貨市場において、イノベーションの促進と投資家保護の両立を目指すSECの姿勢を浮き彫りにした。
ポイント
- 米SECはドージコイン、ヘデラ、アバランチの現物ETFに関する判断を延期した。
- 延期は規制上の慎重な評価とパブリックコメントの精査が理由。
- 専門家は延期を予測しており、最終判断は2025年10月以降と見られている。
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