ライトコイン(LTC)の価格は17日、130ドルに到達し、過去24時間でおよそ20%上昇した。この結果、2024年12月に記録した過去2年間の高値146ドルに近づいている。
ETF承認期待でライトコイン価格が上昇
ライトコインの急騰の背景には、ライトコインを基盤にした上場投資信託(ETF)の承認に対する楽観的な期待があると考えられている。
1月15日、カナリア・キャピタルが米国証券取引委員会(SEC)にS-1登録フォームの修正を提出した。この内容が、規制当局とのやり取りを進める重要なステップとして注目されている。
修正内容は、規制当局からのフィードバックを受けたことを示唆しており、レビューの進捗状況を示す手がかりとなる。もしSECがカナリアのETF提案を承認すれば、ライトコインはビットコインやイーサリアムに続き、米国で承認された現物ETFを持つ暗号資産(仮想通貨)となる。
ブルームバーグのETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏は、「ライトコインが次に現物ETFとして承認される可能性が高い」と述べており、この動きに注目している。
今回の修正内容には、カナリア・キャピタルが仮想通貨の保管業者であるコインベースとビットゴーとの契約を含んでおり、SECの基準を満たすカストディ体制を確立する内容が盛り込まれている。
また、申請には会計、マーケティング、法務、税務に関する更新も含まれており、SECの規制要件に沿った内容となっている。これにより、SECの審査プロセスが加速する可能性があると推察される。
加えて、ライトコイン価格の高騰には大口投資家の動きも影響していると考えられる。
ブロックチェーン分析企業サンティメントによると、1月9日以降、大口保有者によるライトコインの購入が活発化。約25万LTC(約2900万ドル相当)が積み増されている。
この動きは、ライトコインへの強い関心を示唆しており、今後の価格上昇の材料となる可能性がある。
これらの要因が相まって、ライトコインの需要が高まり、価格上昇に寄与していると見られる。
【1月17日最新】ライトコイン(LTC)の価格分析
ライトコイン(LTC)は、2011年にビットコインをベースにして開発された。高い需要と人気を誇り、将来有望な投資先としておすすめの仮想通貨である。現在は1LTC=129ドルで推移している。

日足チャートでは、2024年10月に移動平均線のゴールデンクロスが発生した。この結果、買い相場へと転じ、長期目線で価格上昇への期待感が高まった。
2024年12月には146ドルまで到達後、上昇が一段落した。短期的な下落トレンドの中、100日移動平均線との乖離を縮め、1月13日に移動平均線付近で反発。直近三日間は買い圧力が高まり、大幅な上昇を見せている。
続いて、4時間足チャートでライトコインの価格動向の詳細を確認する。

2025年の年明けからライトコインの価格は上昇し始め、3日には上昇を示唆する移動平均線のゴールデンクロスが発生。上昇は長く続かず、7日に記録した117ドルをピークに下落に転じた。13日には93ドルまで下落していたものの、買い需要が発生し価格は急上昇した。
17日には、買い相場の到来を暗示する移動平均線のゴールデンクロスが発生したため、今後しばらくの間上昇が予想される。
2024年12月に記録した高値146ドルまでの間に、抵抗となりうる価格帯が存在していない。取引高が少なく価格が走りやすいゾーンで推移しているため、146ドルまで一気に伸びていく展開が予想される。146ドルを突破した場合は、上昇の勢いが更に加速するだろう。
今後数日間のライトコインの価格は、117ドル~153ドル間で推移すると予想される。
ライトコイン(LTC)相場のキーポイント
- 長期目線では、買い相場が続くと予想される
- 短期的にも買い相場の到来が示唆され、今後数日間は価格が順調に伸びていく可能性が高い
- ライトコインの短期的な予想推移価格は117ドル~153ドル
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