DEXハイパーリキッドのネイティブトークンであるHYPEは12日、価格が急騰し過去最高値43.83ドルに達した。
この背景には、同エコシステムのインフラ「Unit」が新たな金融商品のテストを開始したとの観測が広がったことがある。
クジラの大量購入と市場の熱狂
この価格上昇は、大口投資家、通称クジラの活発な動きが要因の一つとなっている。あるクジラは1000万ドル相当のHYPEを購入し、価格を10%押し上げた。
また、別の2頭のクジラも3時間のうちに合計38万5720HYPE、金額にして1490万ドル相当を取得したことが確認されている。
市場の熱狂を反映し、24時間の取引高は7億8600万ドルに急増。HYPEの先物建玉も18億9000万ドルに達し、月間で34%の増加を示した。
このように、特定のアルトコインに資金が集中する現象が市場で見られる。
新たな金融商品への期待とエコシステムの成長
今回の価格高騰の引き金となったのは、ハイパーリキッドの現物トークンインフラであるUnitの創設者による発表だ。
ハイパーリキッドは新進気鋭のDEXとして、多くのトレーダーから注目されている。
Unitの創設者は、UnitがESとNQという2つの新しいティッカーをテスト中であると明かした。
これらは、米国の代表的な株価指数であるS&P500とナスダックを追跡する、オンチェーンの株価指数先物であると報告されている。
この動きは、伝統的な金融資産をトークン化する2025年の市場トレンドとも合致しており、投資家の期待を集めている。
このトレンドは、暗号資産(仮想通貨)市場全体のさらなる発展につながる。
ハイパーリキッドエコシステム自体の成長も著しい。
TVLは19億7000万ドルに達し、その取引インフラへの信頼の高さを示している。
テクニカル面では、MFIが50ラインを回復したことで、市場のモメンタムが強気へと傾いている。
ポイント
- ハイパーリキッドのHYPEトークンがクジラの大量購入を背景に急騰し、過去最高値を更新した。
- Unitが、S&P500などを追跡するオンチェーン株価指数先物をテスト中だと報告された。
- エコシステムのTVLは19億7000万ドルに達し、市場の信頼感が高まっている。
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