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暗号資産(仮想通貨)取引所のGeminiは23日、機関投資家向けにソラナSOL ▲4.05%のステーキングサービスを開始した。
上場投資信託(ETF)や法人、富裕層などの認定機関は、自身でバリデータを管理することなくソラナをステーキングできる。
また、同社のソラナステーキングは、米国(ニューヨーク州を除く)、シンガポール、香港、オーストラリア、ブラジルなど30以上の地域で利用可能だ。
Solana Staking is now live for Gemini custody clients
We’re expanding institutional access to the Solana ecosystem. ETFs, corporations, and high net worth individuals can now stake SOL directly from Gemini Custody. pic.twitter.com/yZit6ved5Z
— Gemini Institutional (@GeminiInsti) June 23, 2025
ガス代も負担
今回のソラナステーキングサービスは、Geminiのカストディサービスを通じて提供され、カナダの大手資産運用会社Purpose Investmentsが運用するPurpose Solana ETF(SOLL)を活用する。
2025年4月に上場したSOLL ETFは、ソラナへの直接投資とステーキング報酬の積立を提供し、トロント証券取引所で取引されている。
ステーキング報酬は最大6%の年利で、インフラコストやガス代を同社が負担し、バリデーターによるペナルティ(スラッシング)に対しても補償を提供する。
Purpose InvestmentsのVlad Tasevski最高イノベーション責任者は、「Geminiとの提携は、投資家に安全で革新的な暗号資産ソリューションを提供する当社のリーダーシップを強化する」と述べた。
ソラナETF承認への期待とエコシステムの成長
今回のサービス開始は、現物ソラナETFの承認に対する市場の期待が高まる中で行われた。
ETFが承認されれば、ソラナへ大規模な資金流入が見込まれる。
また、ソラナのエコシステム自体も大きな発展を遂げている。ネットワーク性能を向上させるFiredancerアップグレードや、デリバティブ市場での優位性、インフラの改善などが進んでいる。
同社は、このようなソラナの潜在力を活用する狙いがある。
ポイント
- Geminiが機関投資家向けにソラナのステーキングサービスを開始。
- 現物ソラナETF承認への期待や、ソラナエコシステムの技術的進歩が背景にある。
- バリデータ管理の複雑さを解消し、安全でコンプライアンスに準拠した運用手段を提供。
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