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イーサリアムETH ▲1.30%の現物ETFは12日、合計約1億1200万ドルの純流入を記録した。
同日までの月間累計で、イーサリアムETFへの純流入額は約6億9900万ドルに達しており、機関投資家の強い需要を裏付けている。
イーサリアムETFが市場を牽引
イーサリアム現物ETFは、これで19営業日連続の純流入となり、市場の強い関心を示している。
一方、ビットコインBTC ▲1.68%の現物ETFも同日に8631万ドルの純流入を記録し、4日連続のプラスとなった。
前日の11日には、イーサリアムETFが約2億4000万ドル、ビットコインETFが約1億6500万ドルの純流入となった。
イーサリアムへの資金流入がビットコインを上回る傾向が続いている。
この背景には、イーサリアムのエコシステムに対する信頼感の高まりがある。
市場ではアルトコインの夏と呼ばれる、主要な暗号資産(仮想通貨)以外の銘柄が上昇する局面への期待感も高まっている。
その中心的な存在としてイーサリアムが注目されている。
機関投資家の関心高まる
この継続的な資金流入の主な要因として、2024年7月の米SECによるイーサリアム現物ETFの承認が挙げられる。
承認以降、機関投資家による採用が進み、市場への資金流入が続いている。
また、価格の安定性も投資家の信頼感を支えている。
6月に入り、イーサリアムの価格は2700ドル以上で安定しており、ビットコインの価格も堅調に推移していることが、投資家心理を好転させた。
資産運用企業ブラックロックが運用するETFは、ビットコインとイーサリアムの両方で週間流入額の上位を占め、大手金融機関の参入が市場の信頼性を高めている。
ポイント
- イーサリアム現物ETFが19日連続で純資金流入を記録し、市場の関心を集めている。
- ビットコイン現物ETFも4日連続で純流入となり、市場は回復基調にある。
- SECの承認やアルトコイン市場への期待が、ETFへの資金流入を後押ししている。
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