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ナスダック上場企業DeFi Development Corp.(旧Janover)は12日、ソラナ(SOL)を17万2,670枚、1トークンあたり136.81ドルで追加取得したと発表した。取得総額は2,360万ドル(約35億円)に上る。
この取引により、同社のソラナ保有量は59万5,988 SOLとなり、ステーキング報酬も含めた時価総額はおよそ1億270万ドル(約160億円)に拡大した。
ソラナ戦略と積極的な資産集中
DeFi Development Corp.は、ソラナが分散型金融(DeFi)の成長を牽引し、高速かつ低コストの取引を実現している点に注目している。
同社はデジタル資産の運用戦略を掲げ、これまで10回にわたりソラナを継続的に取得してきた。今回の追加取得は、5月9日の2万473トークン取得に続くものとなる。
DFDVの発行済株式数は2,037,531株で、1株あたり0.293ソラナに相当する。現時点で1株の仮想通貨価値はおよそ50.42ドル(約7,461円)と計算される。
ステーキング戦略とリスクの考え方
DFDVは、取得したソラナの多くを独自運営のバリデーターを含む複数の分散型バリデーターにステーキングしている。これにより、ネットワークの安全性確保と流動性維持に貢献するとともに、ステーキング報酬による継続的な利回り獲得も狙う。
一方で、大量の資産をソラナに集中することで価格変動リスクも抱えるが、同社は長期的な成長性を重視した戦略を明確にしている。
2024年の収益は210万ドル(約3億1,080万円、前年比+4.82%)だったが、純損失は273万ドル(約4億340万円)に上っており、積極的な仮想通貨投資の裏で財務面の課題も窺える。
ステーキングにおける分散と中央集権性のバランスを模索しつつ、DFDVは今後もソラナエコシステムへの積極参加を続ける方針を示している。
ポイント
- DeFi Development Corp.は5月12日、17万2670ソラナを追加取得した。
- 同社のソラナ総保有量は59万5988トークン、時価総額は約160億円に達した。
- ソラナのステーキングによる利回り獲得と分散型金融(DeFi)戦略が背景にある。
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