Webull Payは17日、取引所のコインベース(Coinbase)と提携し、暗号資産(仮想通貨)取引や保管、ステーキング、USDコイン(USDC)報酬などのサービス強化を発表した

同社は、2025年6月からコインベースのCrypto-as-a-Service(CaaS)基盤を導入し、アプリ内で一体的な仮想通貨機能を提供する予定だ。

コインベースのCaaS導入によるサービス拡充

Webull Payは、今回の提携により従来の取引機能に加え、機関投資家水準の保管ソリューションや高度な取引環境、ステーキング報酬、USDコイン(USDC)によるリワードサービスを統合する。

コインベースのインフラは、世界中の金融機関で実績があり、特に安全性や規制対応力で信頼を集めている。

今回のCaaS採用によって、Webull Payは新たなシステム構築の負担なく、高性能な仮想通貨サービスを迅速に展開できるのが特色だ。

また、仮想通貨取引では流動性の高い市場アクセスや狭いスプレッド、対象銘柄でのステーキング報酬が利用可能となる。USDコインのサポートをはじめ、順次対応銘柄の拡大も計画されている。

資産保全面でも、コインベース独自のコールドストレージ技術や厳格なコンプライアンス体制を活用し、利用者の安全を高めるとした。

グローバル展開と戦略的背景

Webull Payは全世界で約2000万人のユーザーを抱え、新たな提携を通じて自社ブランドの仮想通貨サービスをグローバルに拡大する狙いだ。

特に海外市場への進出や、多様な収益機会となる仮想通貨商品ラインナップの拡充が期待される。

コインベースにとっても、フィンテック事業者向けに自社インフラをホワイトラベル提供し、仮想通貨の普及を後押しする戦略が進展する形となる。

規制が強化される中で、コインベースの基準を満たすことで、両社とも法令順守やセキュリティリスクの低減を実現する構図だ。

Webull Payのスティーブン・イップCEOは、「新たな機能や多様な仮想通貨商品、銘柄拡大を実現しながら、利用しやすい体験を提供できる」とコメントしている。

今後は、ユーザーがWebull Payのアプリ内ですべての仮想通貨サービスをシームレスに利用できるようになり、より柔軟で安全、かつ収益機会の広い環境が整うとみられる。

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Yamato Nagashima
Yamato Nagashima
仮想通貨ライター

日本版99Bitcoinsライター。2019年から仮想通貨投資を開始。仮想通貨ブ... 続きを読む

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