米大手暗号資産(仮想通貨)取引所のコインベースは1日、クロスチェーンメッセージングプロトコルであるワームホール(W)の上場予定を明らかにした

このトークンはソラナsol logoSOL ▲0.47%ネットワーク上のSPLトークンとして扱われ、コインベースおよびコインベース・エクスチェンジで既に入金が可能となっている。

取引は流動性条件が満たされ次第、2025年7月2日午前9時(太平洋時間)以降に開始される予定だ。

ワームホールは、イーサリアム(ETH)やソラナ(SOL)といった異なるブロックチェーン間の通信や資産移転を可能にする分散型プロトコルだ。

上場前にWが18%上昇、取引開始後は価格変動リスクも

今回のコインベースへの上場は、ソラナエコシステムへの統合を意味し、W-USDの取引ペアが提供されることになる。この上場発表は市場で大きな関心を集めており、発表前の7日間でWの価格は18%上昇した。

過去の事例から、コインベースへの新規上場はコインベース効果と呼ばれ、価格の急激な変動を引き起こすことが知られている。

取引は、安定したオーダーブックを確保するために十分な流動性が供給された後に開始予定だ。この段階的な導入は、市場操作を防ぎ、安定した取引環境を整えることを目的としている。

アナリストは、取引開始直後はオーダーブックが薄いため、価格が不安定になる可能性があると予測。このような状況は、主要なイーサリアムのような大規模なエコシステムを持つトークンでも見られる現象だ。

上場の影響と注意点

W-USDの取引ペアは段階的に導入され、各地域の規制遵守状況に応じて利用が制限される場合がある。

コインベースは、このトークンがソラナネイティブであることを強調しており、イーサリアムなど他のネットワークを介した送金は資金喪失のリスクを伴うため、ソラナ基盤の取引を徹底するよう呼びかけている。

専門家は相対力指数などのテクニカル指標を注視しており、上場後は個人および機関投資家からの需要が急増すると見ている。

今回のリスティングは、分散型プロトコルを相互接続する広範な取り組みの一環として、ソラナのクロスチェーンインフラにおけるワームホールの役割を強化するものだ。

この動きは、クロスチェーン技術の重要性が増す中、主要な仮想通貨市場における相互運用性の向上に貢献すると期待されている。

ポイント

  • コインベースは、クロスチェーンプロトコルであるワームホール(W)をソラナネットワークのSPLトークンとして上場すると発表。
  • 取引は流動性条件が満たされ次第、2025年7月2日午前9時(太平洋時間)以降に開始される予定。
  • 上場発表を受け、Wの価格は過去7日間で18%上昇しており、コインベース効果による市場の関心が高まっている。

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