ナスダック上場のオンライン学習プラットフォーム企業クラスオーバー・ホールディングス(ティッカー:KIDZ)は2日、ソラナ・グロース・ベンチャーズと契約を締結し、最大5億ドルの優先担保付転換社債を発行すると発表した。
ソラナの準備金戦略
今回の契約では、初回資金調達として1100万ドルが実行され、クラスオーバーが調達した資金の最大80%をSOLトークンの購入に充てる方針だ。
同社は、既に6472SOLを取得済みで、現在の価格では約105万ドル(約1億5000万円)相当の保有残高となっている。
トークン市場時価総額が6300万ドルの同社にとって、この投資戦略は事業規模を大きく上回る規模での資産運用を意味する。
株価への影響
転換社債は同社のクラスB普通株式への転換が可能で、転換価格は契約締結前の株価終値の200%に設定されている。この仕組みにより、長期保有を促進する設計となっている。
この発表を受けて同社株価は約40%急騰し、3.72ドルで取引を終えた。
同社は、以前にも4億ドルの株式購入契約を締結しており、今回の契約と合わせて総額9億ドルの資金調達能力を獲得した。
ただし、同社の流動比率は0.02と低水準にあり、短期的な流動性課題を抱えている。
今回の資金調達は運営継続にとって重要な意味を持つとみられる。ソラナ・ベンチャーズとの提携は、企業によるソラナ採用の拡大傾向を示す事例として注目される。
ポイント
- クラスオーバーがソラナ・グロース・ベンチャーズと最大5億ドルの転換社債契約を締結
- 調達資金の最大80%をソラナトークン購入による資産準備金構築に使用
- 発表を受けて同社株価は約40%上昇し、投資家の期待が高まる
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