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投資運用会社のARK Investのキャシー・ウッドCEOは25日、ニューヨークで開催された「Solana Accelerate」イベントで、ソラナ(SOL)の堅牢性と技術的アジリティ(迅速な対応力)を高く評価した。
ウッド氏は、ドナルド・トランプ大統領のトランプコイン(TRUMP)のローンチに関連した最近の懐疑にもかかわらず、ソラナが機関投資家と個人投資家の両方を引きつける可能性があると強調した。
同氏は「反脆弱性(ストレス下で逆に強くなる性質)」という表現を明確に使用しなかったものの、ソラナの低い取引コスト、開発の活発さ、スケーラビリティ(処理能力の拡張性)を重要な優位性として挙げた。
ソラナETFへの戦略的投資とその背景
ARK Investは最近、ビットコイン(BTC)上場投資信託(ETF)の保有量を削減し、495万ドル(約7億290万円)を3iQ Solana Staking ETF(SOLQ.U)に配分した。
この動きは、ソラナエコシステムの成長に対する同社の信頼を示している。
ウッド氏は、投資家が当初はイーサリアム(ETH)の確立されたスマートコントラクト(契約自動承認機能)エコシステムに引きつけられる可能性があるものの、最終的にはソラナの効率性を認識するようになるだろうと述べた。
同氏のチームは現在、ソラナの価格設定モデルを積極的に研究しており、分析完了後にソラナの価格目標を発表する予定としている。
市場の課題と長期的展望
2025年1月のTRUMPトークンの突然のローンチとその後の50%価格下落により、特に機関投資家の間で慎重な姿勢が広がった。
また、ビットコインETFや投資運用会社のVanEckのオプション取引申請などの規制当局による延期により、ETF全体への熱意が冷え込んでいる。
しかし、ウッド氏は暗号資産(仮想通貨)ETFの長期的な重要性について楽観的な見方を維持している。
同氏は、多くのユーザーにとってデジタルウォレットや分散型プラットフォームの操作が依然として複雑である現状を強調している。
また、ソラナをはじめとする有望な仮想通貨に関連したETFが、一般層への普及において極めて重要な役割を果たすだろうと述べている。
ARK Investのより広範な分析では、破壊的なイノベーションをもたらす企業群が2030年までに世界の株式市場の3分の2以上を占めるようになると予測されている。
ソラナはその変革をリードする主要なプレーヤーの一つとして明確に位置づけられている。
ポイント
- ARK InvestのCEOがソラナの「反脆弱性」と技術的優位性を評価。
- TRUMPトークンの影響による懸念に対してソラナの長期的価値を強調。
- ARKが495万ドルをソラナ関連ETFに投資し戦略的シフトを示す。
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