ゲーマー向けライフスタイルブランドのRazerとオープンプロトコルの先駆者であるWorldは17日、ゲーム空間におけるセキュリティと真正性を強化するための提携を発表した。
この提携により、AI(人工知能)技術を活用して人間のゲーマーを認証する安全なシングルサインオン(SSO)ソリューション「Razer ID verified by World ID」が導入される。
World IDはプライバシーを確保しながら独自のデジタル認証プロセスを提供し、Razerのデジタルゲーム環境におけるフェアプレイと真正性を促進する目標に沿ったものとなっている。
ゲーム業界を悩ませるボット問題に対応
この提携の背景には、マルチプレイヤー競技の公平性と体験を妨げる「ボット」の問題がある。最近の調査によると、約59%のゲーマーが不正なサードパーティのボットに頻繁に遭遇し、71%がこれらのボットによってゲームの競争的側面が損なわれていると回答している。
World IDの統合により、実際のプレイヤーを認証することで、ゲームのハードウェアセキュリティとユーザーの信頼性を高めることが期待される。
Razer IDは、ゲームブースター、クラウドベースのハードウェア設定、決済サービス、報酬プログラムなど、さまざまなRazerサービスへの統一アクセスポイントとして機能する。
「TOKYO BEAST」が新技術を最初に導入
この新しいSSO技術を最初に統合するゲームは、未来の東京を舞台にした「TOKYO BEAST」だ。プレイヤーは独自の代替不可能トークン(NFT)を収集し、Razer Goldを使用してゲーム内購入を行うことができる。
この提携はゲーマーだけでなく、ボット対策や嫌がらせ防止、プレイヤー認証の効率化のためのツールを提供することで、ゲーム開発者にもメリットをもたらす。このサービスは日本、米国をはじめ、ヨーロッパやアジアの複数の国で利用可能となる。
Razerは様々な戦略的パートナーシップと技術革新を通じてエコシステムを拡大し続けており、ゲーム業界における地位をさらに強化している。この提携により、より安全でフェアなゲーム環境の構築が進むものと期待される。
99Bitcoinsを信頼する理由
2013年に設立された99Bitcoinsのチームメンバーは、ビットコイン黎明期から仮想通貨のエキスパートとして活躍してきました。
毎週の調査時間
10万以上月間読者数
専門家による寄稿
2000+検証済み仮想通貨プロジェクト