暗号資産(仮想通貨)市場は4月23日、恐怖と楽観の間で市場心理が揺れ動いており、投資家にとって不安定な時期が続いている。多くのトークンが一貫した動きを見いだせずにいる中、3つのプロジェクトがアナリストの関心を集めている状況だ。
次の強気相場に向けて購入する仮想通貨を探しているなら、専門家の間で話題に上るこれらのプロジェクトは検討に値するだろう。市場全体を俯瞰し、仮想通貨 おすすめ銘柄の動向を把握することも重要である。
復活が期待されるイーサリアム(ETH)
大きな回復の可能性を秘めた仮想通貨を探しているなら、イーサリアム(ETH)が有力候補となるかもしれない。イーサリアムは、昨年同期比で48%下落しているものの、経験豊富な投資家は悲観的な市場心理の中で、静かに買い増しを進めている。
イーサリアムエコシステムは、分散型金融(DeFi)の中心であり、Web3の基盤としての地位を維持している。ネットワークは、日々数百万のトランザクションを処理し、毎週2300人のアクティブな開発者が活動しており、他のブロックチェーンを圧倒している。
来月予定されている「Pectra(ペクトラ)」アップグレードも注目材料だ。このアップグレードでは、アカウントの抽象化が導入され、ユーザーはイーサリアムの代わりにUSDCでガス代(手数料)を支払えるようになる。このような利便性向上への期待は、投資家の関心を引きつけている。
最近、ETHの価格下落後に大口投資家(クジラ)が13万ETHを取得した動きも見られた。現在の価格1640ドル(約23万2880円)は、投資家にとって割安で参入できる機会かもしれない。
独自のDeFiモデル、ゴールドフィンチ(GFI)
ゴールドフィンチ(GFI)もまた、現在注目すべき仮想通貨の1つだ。GFIトークンは、昨日31%上昇して0.85ドル(約121円)に達し、今週最も上昇した銘柄となった。多くの投資家にはまだ馴染みの薄いプロジェクトだが、その値動きは注目に値する。
ゴールドフィンチの興味深さは価格だけでなく、その事業内容にある。多くのDeFiプロトコルが、過剰担保を要求するのに対し、同社は企業が多額の資金を拘束されることなく、融資を受けられる仕組みを提供している。
新機能「Goldfinch Prime(ゴールドフィンチプライム)」では、米国外の投資家がKKRやApolloといった大手企業のプライベートクレジットポートフォリオにアクセスし、9~12%の利回りを目指すことを可能にする。これは機関投資家の関心を集める可能性のあるリターン水準である。
20万人以上の借り手に融資を実行しているにも関わらず、GFI価格は2022年の史上最高値から依然として97%低い水準にある。高いリスク許容度を持つ投資家にとって、このプロジェクトは回復の余地があり、真の価値提案を持つ稀有な存在と言えるだろう。
ソラナ基盤の仮想通貨おすすめ銘柄Solaxy(SOLX)
Solaxy(SOLX)は、ソラナ(SOL)エコシステム向けに構築されたレイヤー2ソリューションである。ソラナが抱える、ネットワーク停止や混雑といった主要な問題の解決を目指している。
チームは、開発状況を随時公開しているが、順調に計画を進めており、アナリストたちの期待感を高めている。先週には、テストネット段階のブロックエクスプローラー機能を公開し、ユーザーはトランザクションがソラナのメインネットに記録される前に確認できるようになった。データ処理能力も140 KB/sまで向上させている。
プレセールでは、すでに3100万ドル(約44億200万円)以上を集めており、現在のトークン価格は0.001702ドル(約0.24円)となっている。多くの初期投資家がSolaxyに注目しており、ステーキング機能を利用して年間利回り130%を確保しながら、プロジェクトの成長を見守る人もいる。
Solaxyのプレセールは終了間近とされており、99Bitcoinsのアナリスト、ジェイコブ・ベリー氏は、ローンチ後にトークン価格が10倍になる可能性もあると見ている。
ポイント
- ソラナ初のレイヤー2であるSolaxyは、プレセールで3100万ドル以上を調達し注目されている
- イーサリアムは価格が低迷するも、次期アップグレードへの期待から買いが集まっている
- ゴールドフィンチはDeFiモデルを強みに高騰しており、投資家は大きなリターンを期待している
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