暗号資産(仮想通貨)投資企業の21シェアーズ(21Shares)は9日、ドージコイン財団の公式承認を受けた初のドージコイン(DOGE)の上場取引型金融商品(ETP)を発表した。
この動きは、米国でさまざまな企業が証券取引委員会(SEC)の承認を求めて仮想通貨ETFの申請を行う広範なトレンドの一部となっている。
21シェアーズのこの取り組みは、機関投資家に対してドージコインへの投資機会を規制された透明性の高い方法で提供することを目指している。
米国でのアルトコインETF承認の動向
SECは最近、ドージコインやリップル(XRP)を含むアルトコインETFの申請を受理したことを認めており、これは規制当局によるデジタル資産の見方に変化が生じている可能性を示している。
分析専門家らは、これらのETFの承認確率は依然として高いと指摘。その理由として、SEC人事の変更や政府の仮想通貨に対する姿勢の変化が挙げられる。
また、商品先物取引委員会(CFTC)が特定のアルトコインをコモディティ(商品)として分類していることも、承認プロセスに影響を与えている。
SECはドージコイン、XRP、ライトコイン、ソラナ(SOL)など複数のオルトコインETFに関する決定を延期した。
しかし、これらの遅延にもかかわらず、専門家は2025年後半までには承認される見通しが強いと考えている。
SEC委員長投票と仮想通貨規制への影響
新たなSEC委員長の投票が予定されていることで、仮想通貨規制に影響を与える可能性のある政策転換の不確実性が生じている。
この投票結果は、今後の仮想通貨ETF承認プロセスに大きな影響を与える可能性がある。
ドージコインの人気とそのコミュニティ主導の取り組みは、引き続き機関投資家の関心を集めており、仮想通貨ETF市場において注目の的となっている。
21シェアーズによる今回の申請は、機関投資家にドージコインへの投資機会を提供するための重要な一歩となる。
ミームコインとしての起源を超えて発展したドージコインは、現在では実用的な価値を認められ、機関投資家からも注目を集めている。
ETF承認への道のりは依然として不透明だが、仮想通貨業界は規制環境の変化に期待を寄せている。
ポイント
- 21シェアーズは9日、ドージコイン上場投資商品(ETP)を発表
- 今回の申請は、機関投資家にドージコインへの投資機会を提供するための重要な一歩となる
- 同企業の動きは、米主要企業がSECの承認を求めて仮想通貨ETFの申請を行うトレンドの一部となっている
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