米大手デリバティブ取引所「CME」は22日、暗号資産(仮想通貨)のリップル(XRP)とソラナ(SOL)の先物取引を2月10日に開始する可能性を示唆した。
ただし同取引所は、すぐに該当のページを削除し、「本日、当社ウェブサイトのベータ版ページが誤って公開されました。」と報道を否定した。
この動きは、XRPやSOLを含む仮想通貨上場投資信託(ETF)の申請が加速している中で起きたこともあり、将来的にXRPとSOLの先物取引が導入されることは合理的な動きであるという見方も強い。
Assuming "beta.cmegroup" is actually a beta/test version of the actual CMEGroup website — looks like CME is expecting to launch SOL & XRP futures on Feb 10. But this isn't available on the actual website yet.
Honestly makes sense and largely to be expected if true IMO https://t.co/lfMGd8X9KE
— James Seyffart (@JSeyff) January 22, 2025
XRPとSOL価格が反応
この報道を受けXRPとSOL価格は、報道後24時間でそれぞれ+1%、+3%以上の上昇を見せた。
一方で、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)価格は、ドナルド・トランプ大統領が就任式で仮想通貨に対する言及がなかったことなどを理由に下落を経験している。
これは、BTCやETHのようなすでにETFなど採用が進んだ仮想通貨から、XRPやSOLのような今後採用が進むであろう仮想通貨に資金が移動していることが示唆される。
そのため投資家は、2025年に来たる強気相場に備え、自身のポートフォリオを大きく成長させる以下のような銘柄へ注目している。
- オプティミズム(OP)
- ポリゴン(POL)
- ソラクシー(SOLX)
オプティミズム(OP):イーサリアムの混雑問題を解決
オブティミズムは、イーサリアムのスケーラビリティを拡張するためのレイヤー2ネットワークだ。
レイヤー2とは、「ロールアップ」といわれる技術を採用。レイヤー1で発生した処理をオフチェーンへ退避および計算し、再びレイヤー1で実行する技術となる。
この技術により、トランザクションのコスト軽減および高速化が可能となる。
オプティミズムは、レイヤー2における大手ネットワークに成長しており、2025年の強気サイクル乗ることが期待されている。
ポリゴン(POL):ブロックチェーン間の相互運用性を実現
ポリゴンは、ブロックチェーン間の相互運用性の向上を努めるレイヤー2プロバイダーだ。
イーサリアム仮想マシン(EVM)と互換性を持ちながら、高速かつ低コストなトランザクションを可能にする。また、サイドチェーン、プラズマチェーン、ZKロールアップなど採用しているスケーリング技術は多岐にわたる。
ネイティブトークンのPOLは以前、MATICとして知られていたが、プロジェクトのリブランドや新商品の開発に合わせてPOLに名称変更された。
今後、ブロックチェーン利用の高まりで発生するスケーラビリティ問題を解決するプロジェクトとして、2025年以降でも注目が集まっている。
ソラクシー(SOLX):ソラナのネットワーク負荷を軽減
ソラクシーは、前述したオプティミズムやポリゴンと同様、レイヤー2ネットワークを開発するプロジェクト。しかし同プロジェクトの特徴は、「ソラナ」のレイヤー2ネットワークを開発している点だ。
ソラナは、分散型金融(DeFi)やミームコイン取引の活況により、取引量および預かり資産額(TVL)は着実に成長している。
直近では、トランプ公式ミームコインとしてトランプコイン(TRUMP)がソラナ上でローンチされ、爆発的に利用が伸びた。
一方で、トランザクションがなかなか承認されない事例なども発生し、ネットワーク負荷の軽減が急務となっている。
そこでソラクシーは、ソラナのレイヤー2ネットワークを構築することで、メインネットの負荷を軽減およびスケーラブルな環境の提供を目指す。
プロジェクトローンチに向けた仮想通貨プレセールでは、執筆時点までに1300万ドル(約20億円)の資金調達に成功している。
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